映画、「ロスト・イン・北京」を見た

中国には約1割の富裕層が沢山の富を持っていると聞いたことがある。1割って
言うても日本の人口より多いんやから半端ではない。その全ての人たちが、残
りの階層の人達を踏み台にして拝金主義の暮らしをしてるとは思わないけど、
この映画の苹果やその夫や苹果の友達や、幸せになれない人たちが圧倒的に多
いことも確かなんやろう。
映画は、一見、そこまでありえへんやろと思えるかもしれないような喜劇仕立
ての話ではあるけど、何故か笑いとばされへん、実はほんまにいくらでもあり
そうな聞いたことのありそうな話ばっかりに思えるのだ。
田舎から出てきて、田舎の戸籍のままいろんな制約のなかで都会で暮らして、
ちょっとでもお金がほしかったら風俗からみのような仕事をしなければ仕送り
すらできなくてちょっと歯車が狂ったら苹果の友達のようになってしまう。
世界のどこの都会の縮図でもありそうやけど、ここでは特別に上に向かう坂道
は急すぎて、下に下る坂道はゆるゆるなんで、何を幸せというかは別にして、
それがお金にからんだ事だとすればそれを適えられる選択肢は決して多くはな
いんやろなと思ったりする。

自分の妻がレイプされてそれを訴えるということが何の脅しにもならないなん
て・・
警察が信用できへん、食べ物の安全性が信用できへん、交通機関の安全も信用
できへん・・・
なんて、そんな国にはなって欲しくないものだ。
世界の経済大国なんやからもっともっと沢山の人が幸せになって、隣国同士も
なかよくできたらいいのだ。
しかしもしかして世の中の市場主義の行き着く先は徹底した拝金主義なんかも
しれんやないか。裏金とるから悪なんであって、正面からサービスの対価とし
て商品化されてしもたらなんでも金でできてしまうかもしれん。
くわばらくわばら、他所事やないで。

北京のわりと中心部に近いあたりに苹果社区と言う住宅地区がある。わりと近
々にマンションが沢山できてきたあたりだ。前衛アートの展示が中心の現代美
術館があったり、その近くの道路の壁が現代アートで塗りこめられていたりと
なかなか面白いところだ。その正面にはあの正月の火事で焼けたビルも見える。
まあ、この話とは何の関係もないけど、主人公の名前があるいはこの映画の原
題が「苹果」と言うことやったんで連想しただけだ。
ちなみに苹果というのはリンゴと言う意味だ。
まあ、ニューヨークをビッグアップルというなら北京は似て非なるものに育っ
た異質なアップルなんかも知れん。

それでこの映画、中国映画にしては珍しく男女のきわどい場面が多い。それだ
けでもかなりの見ものではあるのだぞ。

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ありがとうございました。