京都、帷子ノ辻、「きくや」のカレー煮込みうどん

京都、帷子ノ辻、「きくや」のカレー煮込みうどん
もう大分前になるけど、FaceBookで知り合った人の書き込みで、京都太秦の近
くに「きくや」といううどん屋さんがあって、そこのカレー煮込みうどんが実
においしそうだった。それで何時か行って見たいと思てたんやけど、帷子ノ辻
と言うとこにあるらしいんでえらい遠いなあって中々足が向かなかった。
それでもよう考えたら京都には時々行くし、地下鉄東西線に乗ることも多い。
その東西線の終点から京福電車嵐山線に乗ったらすぐやんかという言う事に気
がついた。堺でも路面電車に乗るのはめったにない、京都ではもっとない。
それも楽しいやんか。
しかし、帷子ノ辻に着いて降りようと電車の出口でピタパを一生懸命あてがっ
ても全く反応がない。運転手に何してはんのですかと不審がられた。お金は駅
で払うのだそうだ。
駅前にえらいレトロな喫茶店が見える。こんなとこで珈琲の見たいなあと思い
つつ、駅前商店街に入っていく。
何となく映画、映画したとこやなあ。
やっぱり太秦界隈やんやなあ。
暫く歩いていると道の右側に「きくや」さんが見えた。

町内のうどん屋さんと言う感じだ。
こんなんが好きなのだ。
中に入ってもその感じが続く。お客さんも近所の人が多いみたい。
気楽でええなあ。
それでやっぱり、「カレー煮込みうどん」下さい。
頼むしばらくして壁のメニュー見たら、カレー味噌煮込みうどんちゅうのもあ
るようだ。こっちの方が面白かったかもしれん。次ぎはあれを頼んで見よう。
さて煮込むのに時間がかかるやろから待つのは仕方ない。
暫く待ってると土鍋がやってきた。
「おまちどおさん」と蓋を開けてくれる。

いきなりぐらぐらぐらぐらと煮えたぎったお汁が泡を立てていた。
「ほっほっほ」美味そうやんか。
でもカレーと言う言葉を想像してはいけない。
優しい味だ。遥か昔、子供の頃、おばあちゃんの家に遊びに行ったら、へっつ
いさんに鍋をかけてその当時はまだ珍しかったチキンラーメンをぐらぐら煮詰
めて食べさせてくれたのをえらい美味しいなあ、ご馳走やなあって思いながら
食べてたのを思い出した。
味が似てると言う事もあるけどそういう懐かしい、あったかい感触を思い出し
たのだ。
ちょっとカレー風味のちょっと甘めのそのお汁にテンカスがとけてまあるい味
になっている。麺もゆるゆるだ。でも美味しい。
そして舌が火傷するほど熱いのもご馳走だ。
こんな普通さがしっかりとしてるおうどん屋さんて好きやなあ。
おいしかった。
ご馳走さん。

店名 「きくや」
ジャンル うどん他
住所 京都市右京区太秦多藪町37
電話 075-861-2203
営業時間 不明
定休日 不明
メニュー 日本語
言語 日本語

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ありがとうございました。