西宮、大谷美術館へ「松谷武判展」を見に行った

縁があってこの方の作品を昔から見ている。黒を基調にした抽象作品がメインだ。
何かわからんようで強く心を惹かれる何かがある。
西宮出身の抽象画家で今や巨匠とも言って良いくらいの人だ。
前に西東三鬼の句をモチーフにした作品も見たことがある。
案内状が手に入ったのでオープニングの日に行かせて頂いた。

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真っ黒やけど柔らかくて優しい。

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黒鉛筆で少しずつ丁寧に塗っているって聞いたことがある。

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オープニングの挨拶の時に美術館の方が、今回は作品の写真撮影がOKです。
ツイッターやフェイスブックなど色んな媒体で拡散して下さいということだった
んで喜んで撮影させていただいた。
同じ黒と白でもわしが描いている水墨がとはレベルが違う。名人のプロと素人
のアマの違いだ。
違いが多き過ぎるわ。
平面だけではなくて立体的でもあるのが特長のよう。

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具象画とは違って何かのようでないのは何のようででもあってそれが奥深さに
なっているのだと思う。水墨画やと、線の味わいとか、奥行き感、空気感、変
化の妙とかいろいろ知ってることを駆使して感想を組み立てる事ができるんや
けど、抽象画やったら、ええなあって言うしかないという底の浅さが露呈する。
しかも最近は、パリのポンピドーセンターにも作品が買い上げられたと言う事
で国際的な評価もすごいものらしく、作品の価格も年々上がっていってるようだ。
こんな大きな作品ってどれくらいするんやろね?

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素人は浅ましく考えてしまう。
この日はオープニングということでエキシビションのセレモニーがあった。

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何しはるんやろ? と思っているうちに終わってしまった。
ユーモアたっぷりのセレモニーだったらしい。
来客の方々は作人に合わせて黒っぽい服装の人が多かった。
今回は、過去の作品も多く出品されていて初期の懐かしい作品も沢山あった。
接着材のようなもので膨らませて立体的な作品にしているのもこの作家の特
長のようだ。
気難しい芸術家というのではなくてご近所のおじさんという感じのきさくな方
でもあるんで早い目に行かれたら出会えるかもしれない。
今月後半からはニューヨークの展示会に行かれるそうだ。
是非、美術館でご覧あれ。

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ありがとうございました。