映画、「おだやかな日常」を見た

いい映画やけど厳しい映画だ。
なんとなくえらいおこられているような気がした。
何かあっても、できるだけ穏便に済まそうと思てへんか?
そのとおりやなあ。
きついことがあったらできるだけ無かったことにしたいと思てへんか?
その通りやなあ。
難しことがあったら、その場はとりあえずおさめて後で考えようって言う癖つ
いてへんか?
そやなあ。
きついこと言う人いたら避けようとしいへんか?
ほんまや?
楽なこと言う人につい賛成してしまえへんか?
そうそう。
いざとなったらちゃんとやるわいと思ててもそのいざがそのときやって分から
んと後で後悔したことないか?
あるなあ。
そんなことが身に着いてしまうと、もしかしたら理不尽なことや不条理な事が
起こっていても何もできないどころか、気がつくことすらない人になってしま
ってるかもしれへん。いざとなったら大事な人や家族を守ることすらできへん
かもしれん。
えらいいろいろ考えさせられた。

それにしても、世の中便利になりすぎなように思う。
なんでも自動的にできてしまう。
そしてその便利になり方が安直すぎるように思う。
なんでも電子回路で作りすぎやと思う。メカを考える知恵を放棄しはじめたん
や。そやから電気が止まったら何も動かなくなる。テロでも暴動でもパニック
でも自由自在に起こされる可能性がいくらでもある。
何でもかんでも電気、電気の行き着くところが原子力発電になってしまった。
クリーンなはずが制御不可能な恐ろしい未来を抱えてしまったと、今回の事で
初めて気がついたはずなのだ。恐ろしい魔物を抱えてしまったのだ。
おだやかな日常はおだやかではないのだ。

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ありがとうございました。