これはちょうど瑠璃光院へ紅葉を見に行った時の話やからもう大分前になる。
瑠璃光院やら比叡山やらいろいろうろついて結局叡電に乗って出町柳まで帰って
きたらちょうど昼めしを食うのにええ時分になっていた。というかそういう風に
計算して行動してたというふしもある。それでまあ、出町柳に来たからにはやっ
ぱり「満寿形屋」に行って、うどんと鯖寿司のセットを食いたいなと思っていた
のだ。前は早く行き過ぎたが今回は時間的にはちょうどええ。歩いてると商店街
の入り口左のほうに行列が見える。「満寿形屋」はもう少し奥やから別の店だ。
多分テレビやなんかによく出てくる「出町ふたば」と言う豆餅屋さんやと思う。
いつかチャンスがあってその気になってたら並んでみよう。
それを見ながら商店街に入ると、やっぱり天外に一組待っていた。しゃあない。
ちょっと待ってみよう。
待っているあいだに行儀悪いけど、表から中を覗き込んでメニューを確認。
前の同じきつねうどんと鯖寿司かなあと心は決まりつつあったけど、よう見てた
ら中華そばちゅうのが見えた。こんな和食の店で唐突に中華そばみたいなのがあ
んのはかなり違和感がある。違和感は誰にでもおきるはずやけどメニューとして
ちゃんと定着してるのはそれなりにおいしいからに違いない。
きょうはこいつを食わんとあかんがなと思い定めた。
今回は、前に出会った９５歳の元気な画家のおばちゃんはいない。がやっぱり先
客のおばちゃん達がいろいろ話しかけてきた。京都はきさくな人、あるいは話好
きな人がおおいんやなあ。それで又退屈しないで時間がきた。
中に入って元気よく、中華そばと鯖寿司のセットを頼む。1400円やからきつねう
どんのセットより200円高い。しかし食いたい。
となりを見たら先客のおばちゃん達もも中華そばのセットを頼んでいる。
別のテーブルにも中華そばが運ばれてる。やっぱり人気なんやわ。
待つのは前と同じ。作り置きはしないから待つのはしょうがない。
きょうはちょっと贅沢をしてビールを飲みながら待つ。
中華そばが来た。
おいしい。
なんのてらいもない。中華そばだ。
念入りにつくったとんこつのベースの・・・・・なんのかんのとややこしい話は
ない。普通の和風だしやけど、なぜかおいしい。腰がどうのこうのとは言わない
けれど、細めんでつるんとしなやかで出汁がからんでおいしい。
分かりやすいうまいもん食ったという感じがなかなかいいのだ。
食い始めたら、鯖寿司もきた。
あいかわらずこれもうまい。
丁寧につくってある。
たった二切れの妙やね。
又来よう。
店名 「満寿形屋」
ジャンル うどん、鯖寿司など
住所 京都市上京区桝形通出町西入ル二神町179
電話 075-231-4209
営業時間 12:00～18:00
定休日 水曜日
メニュー 日本語
言語 日本語
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ありがとうございました。