ラオス、ルアンパバーン遊-15、渡しフェリーで向こう岸へ

今日は朝から行きたいところがある。メコン河を向こう岸に渡るのだ。
ルアンパバーンに来た時に、出来ればもっと北のほうの少数民族の農村の村に
行って見たいと思っていた。例えばムアンシーというようなところだ。何か良
い方法はないかホテルで聞いてみたらがはかばかしい返事はもらえない。田舎
の農村風景を写生したいんやけど、少数民族村ツアーみたいなのに参加したら
ええんかなと聞いたら、民族衣装のダンスショーみたいなのや生活拝見みたい
なのやからあんまり薦められへんと言う。それより河を渡って向かい側に行っ
たら普通の村があるから、そんな風景も見られるんちゃうやろかと言う事であ
った。なるほどそれなら河を渡るだけの事や、試して見よう。
ルアンパバーンの観光地は殆どが河のこちら側にあるようだ。舟で行っても、
トゥクトゥクで行ってもこちら側だ。だから向こう側の情報は何もなかった。
要するに観光するところは何も無いんやろう。
しかし、農村があると言う。歩いていたらきっと画に描きたくなるような景色
に行き当たるだろう。
どうやって行くのかと聞くと、あの船着場から出ると言う。5kキープで渡れ
るのだそうだ。あそこは全ての船の発着場なんやろう。
行って見たらもう船が着いていた。なるほどフェリーなんやな。

平べったい船の腹のところから飛行機の羽のように両側に板が突き出ていて、
そこから人も自転車もバイクも乗り降りするようなのだ。チケット売り場なん
かどこにもない。とりあえず乗ってしまって係員らしき人に、「幾ら?」って
聞くと10kキープと言う。話がちゃうなと思ったが50円100円でどうこ
う言うてもしゃあないやろとそのまま払ったら、そこへ座れという。船室の横
にパイプ椅子がいくつかあって座りたい人はそこに座っていくのだ。
皆さんのんびりと出発を待っている。

なかなか出えへんなあと思う。多分ある程度客で埋まるのを待っているのだろ
う。そのうちトゥクトゥクも乗ってきた。
大きな荷物を持ったおっちゃんがバイクでやってきた。荷物だけおろして運ん
でもらうようだ。もう出るよって声をかけ始めた頃、トゥクトゥクに乗った老
夫婦がやってきた。トゥクトゥクは乗らずに二人が乗るのだ。皆で手を貸して
乗せてあげている。河をはさんであっちとこっちを繋ぐ時間が流れているのだ。

船が動き出した。羽を広げた板は特に跳ね上げるわけではない。若干土につか
えないよう上に上げはするがこのまま飛行機みたいに羽を広げたまま行くのだ。
船からの景色はなかなかいい。昨日のクルーズとは又違った
眺めだ。

船はゆっくり河を渡る。と思ったら意外と速い。すべるように走っていく。じ
きに対岸だ。向こう側では次の船が出発準備をしている。

さあ、到着。何が待っているかな?

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