老板瓶で茶を飲む

前に、老板瓶の話をしたことがある。正式の名前は何というんだろう。 
要するに魔法瓶のようなものだ。中国人はお茶が好きだから、どこにでも
お茶を持ってきている。オフィスでもインスタントコーヒの瓶やら、
透明の魔法瓶のようなものやら、大型の茶碗やらで自席に茶を欠かさない
ようにしている。車の運転手でもおなじだ。
それで、保温効果のある長手の瓶が普及しているのだろう。
私も、北京で買ってきておいたが、日本では実際に使う機会があまりなかった。
が、最近思い立って、使い始めた。
お湯が手近にある場合、なかなか便利なのだ。
それに、茶葉の様子が見れて興味深い。

昔買った、苦丁茶を入れたら、こんなだ。
ふわふわと海藻のようにゆれて、面白い。
ちびっと苦さが走るが、蒸し暑い時には、気持ちが引き締まっていいものだ。
ゆらゆらと苦い。

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もっと昔買った茉莉花茶を思い出した。
茉莉花茶って見て楽しむものだけど、忘れてしまっていた。
これに入れるとすばらしいじゃないか。
底に葉が開いて、花がそこからふわりと上に伸びている。
この瓶の長さにあわせたかのようにいっぱいに首をのばして
花がゆらいでいる。

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新たな発見だ。
毎週金曜は、酒や茶に関する話です。