白川郷、雪めぐりー12 無事に帰ったけれど

外に出ると、まだ雪は降ったりやんだり。
いよいよ雪景色ともお別れだ。よーく見ておいて、帰ったら画に描こう。

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バスの時間が迫ってきた。バスターミナルには沢山の人が集まってきている。
「中々来いへんなあ」、バスが遅れているのだ。ちょっと心配な事がある。
ここから金沢駅まで帰って、大阪行きのサンダーバードに乗り換えるのに約40分。
普通なら程良い時間だ。しかし、雪でバスが大幅に遅れたら危なくなる。
約15分遅れか、まあええか。後、道中で遅れが無い事を願うだけだ。
隣の席は欧米系の外国人、「こんにちは」と目礼してにっこりするがお互い会話が
ない。人見知りがなおらんなあ。
外は真っ暗、雪が深々と降って、ヘッドライトの中の道路も真っ白だ。
「大丈夫かな?」と心配したが、ほほ20分遅れで金沢駅に到着。急いで弁当を
買って、乗りこんだら後は食って寝るだけだ。持っていたウヰスキーをちびちび
やっていたら寝てしまい、起きたらもう京都近い。
リュックを背負って、堺迄着いたらさすがにもう深夜近い。
ここからは、自転車を預けてあるから楽して帰れるわいと、もう気持ちは予定終了に
入っている。
さて、自転車をこぎ出した。
えらい寒いなあ。風がピューピュー吹いている。
「ごりごりごり」何か尻のしたがおかしい。
「パンクやんかあ」、後ろの車輪の空気がまったくなくなってペタペタだ。
このままでは帰られへん。おいて帰ってもまた取りにこなあかんし、歩いて帰る距離は
同じや。「しゃあない押して帰ろう」
最後にこれはえらいつらい。
風がぴゅうぴゅう吹いている。
背中を丸めてとぼとぼと押して帰る道は遠い。30分荷物背負って自転車押しながら歩いた。
「今回の旅で一番つらい行程だった」
最後にこんなにえらい目にあうとは思わなんだ。
日ごろの行いが悪かったんやね。

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「白川郷、雪めぐり」の話はこれでおしまい。

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ありがとうございました。