映画、「ルルドの泉で」を見た

もしかしたら、今日が初日か?土曜日やし、もしかしたら混んでる?
でも自分の都合からすると今日が丁度好い。言うてもたいしたことないやろ。
ガーデンシネマのあるビルに着いてエレベータを降りたら、「ぎょっ」となった。
えらい並んでるやんか。まだ入り口あいてへんのに数えたら30人近く並んでいる。
「こんなに人気やったんか」とちょっとひるんだが、ここまできたらしかたない。
28番で入場、最初は6割くらいかなと思っているうちにどんどん人が入って来た。
9割以上は入っていたんじゃないやろか。
昨晩飲み過ぎて目がうるうるしてたから定かではない。人が2重に見えてたかもしれない。
頭もぼーっとしてるし、匂いもしたやろなあ。
それで映画が始まった。
静かに淡々と映画は始まり、静かに淡々と進んで行く。
ぼーっとしてても、なぜかぐんぐんと引きつけられていく。
ちらっと想像してた、「神を信じたら奇跡が起きてすくわれる」とか言った宗教臭のする
話の映画とは全然違うのだ。
まさにこれはサスペンスだ。
病気の為に自由に立って動いたり自分でご飯を食べたりすることさえできない
若い女性が、「ルルドの泉」ツアーにやってくる。
そして何かが起こる。
「想定どおりやんか」、「これでええんやろか?」、「このままで終わるはずがない」
はらはらどきどきが始まる。
周りの人も巻き込まれて行く。
「どうなる?」、「どうする?」、「何であの人に?」
ねたみ、やっかみ、うらやみ、無視・・・
「これで終わり?」、いやいや・・

わめきもなければ、大声で叫ぶこともない。泣くことすらない。
言葉少なく、表情もあらわにしない女の静かなしぐさや目の動きを追っていこう。
そのまま次のステージを予感させる。
芸の力か?演出の力か?
車椅子を押すあのおばさんは誰? お母さん? もしかしたら「神さま?」
そして、緊張の瞬間が。

eiga120129

是非、劇場でご覧下さい。
実におもしろい映画です。

先着○名様とか言う、なんか貰ったけど、ご利益あるんやろか。
「いざっ」ちゅうとき助けてくれるんやろか?
わしかて奇跡が欲しい時がある。

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ありがとうございました。