法華寺の次は「海龍王寺」に行こう。法華寺とは同じ敷地といってもいいような位置にあるが
入り口は車でぐるっと回る。
看板を見て、「ここかいな?」と車を乗り入れるがコンビニの駐車場みたいな感じだ。
ここにも料金をとる人はいない。「平日来たらええなあ」
かなりこじんまりした寺だ。
入口の門、中の門、良く似た感じの小さな屋根のある門だ。
最初に感想を言うと、入り口の門から中門のあいだの小路、両側に木々や草花があって
荒れた石壁が良く似合うような一見雑木林のようではあるが、実は手入れされている、
そういう風情の風景があった。これがここでは一番いい。
両側が土壁になっていて今は綺麗だが、修復される前は良い感じやったろうと思わせる。
たしかこの寺のこういうくずれかけた土壁と山門のことを寺田虎彦が随筆に書いていたと
言うが今調べてもわからない。
しかし、それもなるほどと思わせる空気が漂っている。
拝観料を払って中に入ると小振りの金堂と本堂がある。
振り返ると海路の無事を祈る小さな龍がおった。
昔の遣唐使の無事を祈るお寺だった。
遣唐使やないけど唯の観光で中国によく行くから守ってもらわなあかんなあ。
しっかり真剣に拝んどこう。
お庭には大きなしだれ松がでれんと横たわっている。
この松以外はあまり作られた風はなくて自然な感じのお堂とお庭がある。
この中にも十一面観音様がおられる。
このあたりはお顔ばっかりやねんなあ。
御住職はけっこういろんな企画やイベントをされているようで本堂の中はいろいろと
にぎやかだ。
ここは何かを見に来るというより、静けさとやすらぎを感じるために来るとこ
なんやなあと思った。
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