ついでにもう一つ割り込みします。
映画を観る前にすごく良い事があって気分がいい。
何かと言うと、行列がすごいけどとてもおいしいという店に並んで入った。
この話は別途するけど、普通はこういうとき、もくもくと静かにひたすら食べる。
連れがいると別だが、連れがいてもしゃべらずに唯食べる人が多い。
ところが、今回は同じテーブルに相席した人達と話することができたのだ。
ふだんは、弱虫だからあまり自分からは声をかけたりしないが、たまたま喋り
上手な人がいて声をかけてくれたのがきっかけだった。
こういう事はあまりない機会なのでごきげんだったのだ。
此の映画は人気なのだろう、平日の昼間なのに待っている人が多い。
特に割引デーでもないのに殆ど満席状態だ。
戦争場面から始まる。
男は空襲で愛する者をすべて失ってしまった。
男は喜劇役者だ。
心の中にどんな闇をかかえていても、幕が空いたら愉快なお笑いの場を一気に
作ってしまう。
全ての芸人が存在感抜群だ。
まだ色香は残っているものの、ちょっと肥えかけて、年もかなりになって、落ちぶれ
かけた女でも、ピアノがジャーンと鳴ると忽ち、満場の観客を虜にする歌姫になって
しまう。
すくなくとも私は虜になってしまった。めっちゃ魅力的だ。
プロの存在感を見るのは気持ちがいい。
わしだって・・
飲み過ぎて二日酔いで、ヘロヘロになっても、トイレに行くとごまかして、
ゲロはいていても、大事な会議はきちんと話をまとめてきたで・・・
なんて言うのはプロ意識のはきちがいだ。
何時の世も風刺と反体制は笑いの中にひそかに込められる。
喜劇役者は常に反骨の人なのだ。
それでも、ブレずに生きて行くのは難しい。
「かっこいい」と思えるのはブレない生き様を見せたひとだろう。
映画を見て暖かい気持ちになった。
嬉しい気持ちになった。
元気を貰った。
ブログランキングに参加しています。もしよかったらポチンとお願い致します。
にほんブログ村
ありがとうございました。