時々神戸遊、「寄神宗美」さんの個展に行って、異人館に行った

手元におおぶりのぐい呑みがある。
ぐい呑みというより陶器のタンブラーという感じだ。
姿もいいし色もいい。酒をいれるとなお具合がいいので愛用している。
これは知人より頂いたものだ。頂いた時に、「寄神宗美」という方の作品だと聞いた。
それで、今回神戸三宮で個展があると教えてもらったので作品を見せて頂こうと
考えたのだ。
会場のギャラリーは三宮といっても山の方だ。北野坂の左側、ハンター坂という
ところの中頃にあるようだ。
「なんや、シャミアナの向かい側やんか。そんならついでにインド料理たべよ」
実はこっちがメインやったかもしれんのだ。
***因みにインド料理シャミアナの話は明日します。
これまた暑い暑い日だ。こんな日に坂登ってたら熱中症になるんとちゃうかいなと
思いつつ歩いていった。
さて、今回の作品はRE-CREATIONSというのだそうだ。一旦創った作品を一回壊して
又継ぎ合わせるのだそうだ。「再生」ということに強い気持ちがいっているのだと
思う。再生されたものは柔らかく暖かい。殆どが大工道具だ。
「役立つモノ」の形をしている。しかし鉄も刃金も陶器でできていて、優しく
暖かいのだ。
花器も美しい。

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さて、北野坂ちかくまで来たのなら、異人館でも寄って見よう。
実は異人館に一回も行った事がないのだ。それほど行きたいと言うわけでもないが
絶対行きたくないというわけでもない。中途半端な気分で行ってみよう。
もうちょっと上に登って左に行けばいいだけだ。
大分歩いたがまだもうちょっと先だ。更に上に上る。
と、歩いていたら、タクシーが近寄って来た。ちらっとこっちをみてさりげなく
じわっと待っている感じだ。
「わしがへばりそうに見えたんやな」、「ギブアップするのを待ってるんやろ」
「それやったら中国の籠人足のおっちゃんと同じやんか」、確か、湖南省の武陵源に
行った時の事だった。かなりの山道を下って行くところがあって、籠人足のおっちゃん
たちが入口にたむろしていた。
「帰りがしんどいで、乗っていけや」というわけだ。勿論断って歩いて下まで行って
戻ろうとすると、帰り路でそのおっちゃんが手ぐすね引いて待っていた。
そして私達の後をついてくるのだ。
それで連れに言うのだ。
「このおやじ、もうすぐ歩けんようになるで、もうぼちぼちわしの籠に乗った方がええで」
ずっと私の後ろから着いてきてぶつぶつ言うのだ。

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異人館のあたりは修学旅行らしき高校生で一杯だった。
京都でもそうだが、最近の修学旅行は小グループで行きたいところに自分達だけで行くのだ
そうだ。
「そんなん楽しいやろなあ」と思う。
しかし、私は別段楽しいことはないので、異人館を外からちらっとだけ見て、暑いから
さっさと三宮の駅に向かった。

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ありがとうございました。