中国映画、「緑茶」をDVDで見ました。映画自体はどうってことはなかったけれど、確か、男優はチャン・イー・モーの映画「キープ・クール」に出ていた人だと思います。「キープ・クール」はすごく好い映画だったので、かなり期待したのですが、それほどのものではありませんでした。
それでも、奇妙な二役を演じる女性に翻弄されてうろたえる男を面白く演じていました。
ある時は、娼婦のように奔放な女。
ある時は、冷たい学者のような女。
話としては面白いですね。
絶対にこんな風には生きられないから、どうやって壊れていくか見たいものです。
でも、映画の視点はちょっと違うのかな。
中国では、こんな風にガラスや陶器のコップに緑茶を入れてくれます。
最初は葉っぱが表面に一杯に浮いて、「どうやって飲むんだ」と思ってしまいます。
それが、しばらくするとだんだん沈んできて、少し飲み易くなります。
あまり長く待つと冷めてしまうし、熱々を飲もうと思うと葉っぱが邪魔です。
このタイミングが何時までたってもつかめません。
中国の人は上手に飲んでいるように思うのですが、葉っぱをどう処理しているのか不思議です。
それで、お湯が少なくなると、又、入れ足してくれます。
こういう飲み方もおいしいのはおいしいのですが、
わざわざこうするほども意味もないし、「簡単でいいや」というおおらかな考えなんでしょうか。
でも、映画のように中国の人は今でもコーヒなどより茶を飲みたがる人のほうが多いです。
北京でいつか見た陶器の椀のように、見事に茶葉を沈めて飲んでみたいものです。
毎週金曜は、酒や茶に関する話です。