香港で車椅子を考える

今回の出張は、最後は香港経由で日本に帰国です。
いつもは、香港市内に入らないで、そのまま香港国際空港に行くのですが、今回は、久しぶりなので、香港市内に寄ってみることにしました。

深セン→香港は、KCRという列車です。
羅湖という深センの駅から、約1時間弱で、九竜島の尖東駅に着きます。
一等席で73HK$。
深センと同じように、ここも前より一層高層化が進み、綺麗になっています。
でも、変換後、少しずつ、いろんな動きが静かになってきたような気がします。
あの、溢れるような熱気と活気が少し薄れてきているような感じです。
たとえば、もう何年も前に、来たときは、
朝の粥屋の雑踏で、支配人のお姉ちゃんがてきぱきと大声で仕切っているのは、見るのも、たじたじだったし、
高級ホテルの朝のカフェーでは、何をしてきたのか、何をしに行くのか、めかしこんだ男女が、朝早くから、ステーキを食っている。
といった、なんとも怪しい風景を見かけたものですが、
今もそうなんでしょうか。

香港島に渡る、渡し舟もまだありました。
これから見る景色は抜群です。

空港では、車椅子をしっかりサポートする、黄色い服を着た、サービス員がよく目につきました。
ハンディキャッパーに対する考え方がしっかりしてるのでしょうか。
嬉しい感じがしました。

そういえば、ずっと以前、KCRで深センから香港に向かった時、
前日、深夜、明け方まで、お酒を飲んだせいで、
朝から、気分が悪く、電車の中でも、ずーとがまんしてたのですが、
半分くらい来た時、とうとう我慢しきれず、あわてて電車を降り、
駅のホームのゴミ箱の中に、ゲロ(失礼)を吐きました。
すると、係りの人がすぐにやってきて、
おこられるのかと思ったら、すぐに車椅子に乗せて、非常通路を通り、あっという間に、医務室みたいなところに連れて行ってくれました。
そこで、丁寧に看護されて、
「すみません、二日酔いですから、しばらくすれば治ります」とあやまると、薬や水をくれて、休ませてくれました。

唯の二日酔いおやじが、ゲロを吐いているだけでも、すばやく、丁寧に処理するシステムができているというのに、とても感動しました。

一応、始末書みたいなのを書かされましたが、嬉しい体験でした。

それ、依頼、気をつけて見ているのですが、香港は、どの電車の駅もとても綺麗で、バリアフリーもしっかりしているように思います。

今回、空港でも改めて、それを感じました。

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