約1ヶ月たつので、又、最近読んだ本の紹介をします。
陳瞬臣
「孫文」
前回紹介の「蒼穹の昴」と同じ時代背景で、中国の革命の引き金
となった孫文の日本、ハワイ、アメリカを舞台にした活躍の生き様
を中心に清朝末期の中国を描いた物語です。
史実を背景に克明に描かれているので、当時が目に浮かぶ思いです。
安岡章太郎
「質屋の女房」
戦中時代の話なのに、なんと新鮮な感覚なんだろう。
男と女の機微、
きれいじゃなくても、恋したわけじゃなくても、なぜか
やむにやまれずか、何か起きてしまう、起こしてしまう、
そんな普通の生き様が新鮮な感覚で綴られている。
他の本も読んでみよう。
伊藤たかみ
「八月の路上に捨てる」
すごい本です。
多分、作家はとても若い人ですよね。
やさしい言葉で、でもとても美しい表現で
リズミカルにみごとに日常を語ってます。
こんな文を読むのは久しぶりです。
好きになりそうな作家です。
しばらく追いかけてみたいです。
岡崎大五
「添乗員撃沈記」
「添乗員疾風録」
「添乗員騒動記」
「添乗員世界遺産旅がらす」
フリーのプロの添乗員の旅の記録を綴ったものです。
抱腹絶倒、笑いあり、涙ありの、とても楽しい本です。
旅が好きな人は是非お勧めです。
最近、絵の練習した、画仙紙の反古をブックカバーにしたりしてます。
おしゃれでしょう。