バンコクで仕事をしていたある日、たまたま時間があいたので、少しだけ観光をしました。片言の英語を喋る運転手と2人だけの道中です。
うまい具合にガイドブックを持っていたので、画を指差して、「ここ、ここ、ここ行きたいんや!」という具合です。とりあえずは、一番有名な王宮跡です。「ワット・プラ・スィー・サンペット」というところです。
既に、暑い暑い太陽の下で全てが朽ちて、崩れていっています。200年程かけて徐々に土に還り始めているのです。でも、こういう崩壊っていいのかなって思います。
それにしても、壊れて集められた仏像は殆ど首がとれています。
ビルマに滅ぼされたそうですが、ある王朝を滅ぼしたら、仏像の首まで全部切ってしまうほど憎いのでしょうか。
優しい微笑と合掌の国でも、凄惨な歴史があるのですね。
ここも全盛期にはどうだったのでしょう。バンコクで見るようなまばゆいばかりの極彩色の寺や宮殿が並んでいたのでしょう。
山田長政が活躍したシャムの国、夢とロマン、冒険の国ですよね。
これは、「ウィハーン・プラ・モンコンポピット」というところだそうです。
金金の仏像があります。どこも昔はこんなだったんでしょうね。
タイ特有の派手な寺院として復元されています。
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