景徳鎮の新作

景徳鎮では、伝統の絵付けや形を守って、同じ技術で作りつづけているだけではなくて、新作磁器も沢山でてきています。今日紹介します2点は、伝統のブルーの色で絵付けされていますが、絵柄が近代画になっています。近代画といっても、中国国画といわれる、伝統的なモチーフを新しいイメージで創り上げているものです。
中国では、新しい傾向にいきなり走るのはなくて、従来の技法を徹底的に学んだ上で個性をだしていこうという傾向があるようで、花鳥や風景などを題題にするにしても、栄宝斎図譜とかみたいな画の見本帳みたいなのがあって、そういうのを基本にした画創りが多いように思われます。
そうは言ってもそれぞれに個性があって、魅力的なものが沢山あるので、骨董的なものとは別に、身近に置く生活器として買いたいと思っています。
骨董品と違って買い易い価格なのも大きな魅力です。

これは、景徳鎮で買ったものです。伝統的な絵柄ですが、画に勢いがあるし、色合いや形が面白いので買いました。

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これは、上海の景徳鎮の店で買ったもので、
これも、形が面白い上に、糸瓜の葉や実が実にダイナミックに描かれています。上海の店では、私が、キープして、他のも含めて商談している時に、米国人のおばちゃんが割り込んできて、こんだけまとめて買うんだからこれも買いたいと強引に言ってきましたが、しっかり断りました。
後で、「あんた、いいの買ったわね」って言われました。
必死で取り合いするほどのものでもないのですが、小さな店だったので品物が少なかったのです。
思い出の品です。
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