最近夢中で読んだ本、赤瀬川原平、松田哲夫

  • 2007年1月30日
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赤瀬川原平 「外骨という人がいた」
宮武外骨、凄い人ですね。奇人、奇想の人、豪傑、反骨の人、反逆の人、滑稽な人、愉快な人、おもろい人、総てが当てはまる人ですね。
なんともすばらしい。編集というのも、創作活動の一つなんですね。アイデア次第で、えらいものができてしまうという事です。
「滑稽新聞」なんかは是非読んでみたいものです。
こういう外骨を好きでたまらない、面白くてたまらないと思っている人がいて、どう紹介してやろうかとの思いから産まれでた本だと思います。
赤瀬川源平さん、外骨になりきっていますね。
のり移っています。
こういう人がいて、それをしっかり紹介して、足跡を残してくれる人がいるっていいですね。
外骨のものの見方って大好きです。

松田哲夫 「編集狂時代」
「ガロ」が創刊された時代、学生運動、全共闘運動が盛んだった時代。
思い起こせば懐かしいです。
こういう世界とのかかわりの中で、編集者人生を選んでいった作者の歩みが、同時代を生きてきた人間として興味深く読めました。
作家とは違って、編集者が何事かをなしうるか、また、なし得ないか、違った意味での創作活動とうけとると、様々なメッセージが受け取れます。
興味深い本でした。

hon070130

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