映画、「悲情城市」を見た

この映画、やっと見れた。大分前に友人からDVDを借りた事がある。確か中国
語で英語字幕やったと思う。当時は(今でも)中国語は殆ど分からへんかった
し、英語も堪能やないし、そういうんやと集中できへんしで、見たのは見たけ
どようわからんかった。しかもパソコン画面やったんで画面は暗いし小さいし
で映像もようわからんかった。いつか映画館で見るチャンスがないもんかと、
待ったいたがやっとその機会が巡ってきたのだ。
楽しみ、楽しみで映画館までやってきた。かなり早い目にやってきたのにえら
い人だかりが多い。
開演の時間になったら人でいっぱいになっている。幸いちけっと順番は早くき
たんで若い番号、いい席に座れた。しかし後から後から人が入ってきて、結局
満員、通路で座って見る人がでるという盛況ぶりだ。わしみたいに楽しみにし
てた人が多いんやろか。
狭い劇場とは言え、こんな風に満員の人が一つの映画を食い入るように見るな
んて久しぶりの経験だ。これだけでも興奮してしまう。
映画は終戦の玉音放送から始まり、蒋介石が上陸してきたというニュースで終
わります、そう言う時代、二・二八事件、白色テロの時代の話です。と言う劇
場の方の説明が最初にあった。
映画はやっぱりすばらしかった。
本で読んだ、「台湾海峡1949」や「台湾人生」、「スニヨン」、映画で見
た「セデック・パレ」や「台湾アイデンティティ」などといろいろ微妙に繋がっ
てくるのだ。そして日本との関係をいろいろ考えさせられるところが多い。
映画の中でも台湾語と中国語と日本語がごちゃまぜに出てくる。日々の暮らし
の中で混ざってでてくるのだ。
良かったこと、悪かったこと、許せること、許せないこといろいろあったと思
うけど、言葉はやっぱり心と心を繋ぐ一つの架け橋でもあったのだと思う。

eiga131020

旅でも訪れた九份の街と基隆の港が印象的だった。
又、台湾に行こう。

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ありがとうございました。