ホーチミンに到着
タンソニェット空港の出口まで来ると、いつものムワっとした熱気が体にまとわり
ついてくる。33度あるそうだ。出る時の大阪は寒かったから格別暑く感じる。
「懐かしいなあ」、もう2年は来ていない。時間がたつのは早いものだ。
さて、今回は、ホテルのピックアップサービスを頼んでおいたから安心だ。
空港のタクシーは何かとトラブルがあるし、ネットで見ると、ハノイなんかは
かなりトラブルが多いそうなのでちょっと心配になったからだ。
「?」
出迎えの看板を何度も見るが、見当たらない。しばらく待ってみるが現れそうもない。
「どないなってんや?」
仕方ないので、ホテルの手配をお願いした、ベトナムの友人に電話する。
しばらくすると返事が来て、
「ピックアップの予約を受けた担当者が今日休んでいるので確認できない」というのだ。
しかたないから、結局タクシーで行くことになった。
ちょっとトラブル。ちょっとぼられた。まあしゃあないか。
チェックインをすませたら早速旅行社に行かないと行けない。
今回は、ホーチミンでのメコン河ツアーやフエへの旅、宿の手配などホーチミンの
日系旅行社にメールを手配を頼んでいたので、チケットなどを貰いにいかないと
いけないのだ。どうやらホーチミンの真ん中、バックパッカーが集まる賑やかな
あたりにあるらしい。
地図を見ると、それほど難しくはなさそうだ。30分も歩けば行けるだろう。
それにタクシーやバイクタクシーだと行き先を説明する方が難しい。トラブルもとに
なりそうだ。
それで、ぼちぼちと歩き始めた。ホーチミンはこの2年で随分変わった。
街がどんどん大きくなっていく感じだ。工事中が多い。中国みたいだ。
それにバイクが増えた。前からバイクは多いのだが更に増えている。どの交差点でも
ドドっと押し寄せて来る感じだ。
目指す、DeTham通りまでは簡単に辿り着いた。しかし、旅行社がわからない。
困ってしまって、その辺の店の人に聞くが要領を得ない。
「やっぱり言葉がわからんとつらいなあ」
仕方ないので、旅行社に電話をかける。
「大きな牛の看板の向かいですよ」って言われたって、「牛なんかあれへんで」
もう一度地図をしっかり見て考える。
どうも一筋、南に来すぎたようだ。やっと見つけた時には、殆ど1時間たっていた。
しかし、やれやれだ。