とうとうベトナムに畳を送った。

ベトナムの知人からメールが来て、畳を買いたいと言うのです。
彼は、かなりの日本好き、日本びいきで、何度も来日して京都や奈良をめぐっています。特に、京都の寺院や庭が気に入っていて、案内するととても喜んでくれます。また、桜も大好きなので、とうとう来日の時に買って帰ってベトナムで咲かせているそうです。
本物の木なのか、鉢植えみたいなのか、まだ見ていないので、よくわかりません。
それで、そういうもろもろが嵩じて、とうとう自宅に茶室を作ることになったのだそうです。茶室のデザインなんかで意見を聞かれたり、茶室の本を送ったりとしているうちに、やっぱり畳を敷かないと形にならないねということになり。
畳を調べ始めました。
簡単に送れる敷物みたいなのは便利なのですが、皺がよりやすそうだし見た目に貧相です。
本物がいいけど、あの暑い国で、あれ程厚いものはいらないだろうしと悩んで、畳屋さんに相談に行きました。
最近は、フローリングの床に敷けるように、薄手のもありますよという事で、それを注文することになりました。
送る手続きなど、大変だったのですが、畳屋さんにお任せすることにして無事に製作、発送という段取りが進み、先日、向こうから、到着の報せが来ました。
無事完了です。
日本の畳が、遠く海を渡って、どんなに使われているか是非見に行きたいと思っています。

写真は、畳屋さんに撮ってもらった、製作工程です。
こういうのも、見たら、「なるほど」ですね。
日本の巧みの技の確かさというのも、ずっと残って欲しいものです。
外国の人の方が値打ちをわかってもらえるのか。
ちょっと残念です。

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