中国、ベトナム、東京と出張が続いて、その後プライベートで和歌山と移動しっぱなにです。それだけだったらいいんだけど、その間に随分、お酒を飲む機会が多いので、かなり疲れがたまりました。
それで、少し、体と気持ちを休めようと思い、ビル・エバンス、「WALTZ FOR DEBBY]をかけました。
静かに、淡々と流れるピアノ。
絶妙にからむベースの抑制された音。
ベースのスコット・ラファエロとの掛け合いが見事と言う外ないです。これぞ、ジャムセッションですね。
お互いの技とセンスがぶつかって、お互いを引き出しあっているように思えます。
さりげなく、からんでいながら、さりげなくない味わいと心地よい緊張感を呼んで、至福の気分を作り出してくれます。
こういう音楽をしずかに聞くことができる憩いのひと時は何者にも代えがたいものです。
ビル・エバンス、やはりマイルス・ディビスのバンドからはすごい人がでてますね。
スコット・ラファエロはこのレーベルの収録10日後に事故で亡くなったと解説には書いてありました。
一瞬のきらめきをこんな形ででも触れる事ができて幸せです。
MY FOOLISH HEART,WALTZ FOR DEBBY,DETOUR AHEAD,MY ROMANCE,
SOME OTHER TIME,MILESTONES,BORGY
名曲ばかりです。
ジャズのライブに行っても、ピアノのバラードだと、こういう曲を弾く人が多いです。
毎週木曜は、映画、音楽、書画に関する話です。