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山西、山東他/雲崗、五台山、平遥

今年の旅を振り返る-青島、泰山

上海、宜興の後は、青島、泰山だった。 泰山は水墨画を習っているので前から行きたかった所だった。老師の題材にもよく出てくる。 大きな山だ。外からその姿を見て感動するというよりは、まずその懐に入って その大きさを感じたり、そこから見える景色を愉しむという捉え方の山だと思った。 だから、昔から、天子の封禅の地とされたり、全ての人の寿命が記されたノートが 保存されいると信じられたりしてきた信仰の山だ。 更 […]

山西省、平遥の老醋

先日、山西省の平遥古城の中で老醋を見つけて買って帰った話をした。 その前に、鎮江、楊州の旅でも老醋を買って帰った話をした。 鎮江の老醋は、日本に帰って早速開封して飲み始めた。 個人的には、豊穣な味だし香りも強いし体にもよさそうだし好いと思って 飲んでいたが、家族からは「臭いから近寄るな」と大顰蹙だった。 その老醋もとうとう飲んでしまったので、いよいよ平遥の老醋を開ける番が来た。 鎮江のは、そのまま […]

雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-21

太源で、旅の終わりに 「次はどこへ行きます?」と運転手が言う。 「『何処へ行く?』って、言ったって、あんたが『杏花村へは行かれない』って 言ったんじゃないか」とむかついた。 「どんなとこがある?」と聞いても、「○○××・・」と言って、つまり喬家大院 と大差ない所だという事だ。「そんならもうええわ」と言ったが時間が中途半端 すぎる。 「折角太源の街に来たんだから、せめて太源の街を見ていこう」と言う事 […]

雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-20

豆の国、面の国 山西省は、晋商と言われ、徽商といわれる安徽省の商人と共に中国を 代表する有能な商人を輩出する土地柄だそうだ。謂わば、日本の 近江商人みたいなものだろう。 だけど、中国でも一番と言われるほど貧しい土地柄でもあるそうだ。 貧しいから商人としてがんばるのかもしれないけど。 しかし、見た感じそんな風には見えない。どこを走っても玉蜀黍畑が あるし、穀物も豊富にあるように見える。 第一、面の国 […]

雲崗石窟、懸空寺、五台山、平遥の旅-19

孔雀とお昼ご飯 喬家大院を見ているうちに昼ご飯の時間を過ぎてしまっている。 でも、本当は杏花村へ行くのをあきらめていない。 運転手が「昼ご飯にしよう」と言い出したので、杏花村へ行きたいというと 「ここから4、5時間程かかるのでとても行けない」、 「そんなはずないけどなあ」、又、例えそうでも、「それなら早く出発したのに」 と思うが、運転手は行きたくないから、わざとこういう展開に持ち込んだのだろう と […]