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中国紀行

玉門関 防人達の夢の跡

 莫高窟から、車で約2時間。 砂漠の中をひた走る。 360度どちらも向いても砂漠。 熱い。熱い。 遠くには陽炎か。逃げ水か。 やっと、料金所に到着。 「とうとう到着?」、「まだ1時間以上あるよ」 「???・・」 それで、たどりついた。 廃墟そのものだけど、なんとなくいいなあ。 土の中から、いろんな人たちの声が聞こえてきそうだ。  涼州詞 王之渙 黄河、遠く上る白雲の間。 一片の孤城、萬仞の山。 羌 […]

莫高窟 1000年の辛苦

 食後、莫高窟へ向かう。 市内から車で1時間弱。鳴沙山の東側岸壁に1大石窟群がある。 仏教に帰依する証として、営々と造り増し続けられてきたもので、 唐の時代を中心に述べ1000年程の間に1000以上の石窟があるそうだ。 ここは、専門の案内人がいないと入れない。 「ガイドはいますか」、「日本語のガイドは向こうの事務所だよ」 ・・「今、案内中だから1時間後」、「時間ないから、中国語でいいよ」 (意味わ […]

敦煌 龍の肉

赤い表紙のノートをもう少し戻ってみる。 6月にシルクロードの真ん中、敦煌に行った。 その記録から。 いつものように、北京経由で。3時間のフライト。 砂漠の真ん中みたいな処に空港がある。周りは何もない。 やたら明るく、暑い。 なんとなく、わくわくする。 シルクロードにきたぞっ! 空港を出たら、乗り合いタクシーが待っている。一人10元。 「乗ってみよう」、・・・いつまでたっても出ない(人が満員にならな […]

中国の病気は中国の薬で

出張や旅行中にも、時には体に不調をきたすことがある。 一番つらいのは、下痢だ。 原則として生ものは食べないようにしているが、時には、どうしても日本料理店にいかないといけない展開もある。 そして、見た目においしそうなので、つい刺身などを食べてしまう。 そして、たまには下痢。 インドとか、インドネシアでなんともなかったのに、中国で強烈な食あたりをしたことがある。 どうにも止まらないので写真の瓶の薬を買 […]

上海の超激辛料理

今回の旅の最後は、上海の超激辛料理でしめくくり。 上海で有名な四川料理の店、『三娘魚荘/黒三娘』。 地元の人に超人気で、予約が出来ない。 いつも、10数人以上の行列。 店に入ったとたん、唐辛子の香りが食欲をそそる。昔の、街のよくはやる庶民の店といった店の雰囲気と満員の客の賑やかなおしゃべりも食欲の助け。 こんなに、辛いのに、みんな汗をかきながら、おいしそうに食べている。   店の玄関。扉をあけると […]