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中国紀行

廬山の恋

山上都市に映画館があった。「廬山の恋」という映画を20年以上上映しつづけているそうだ。 看板からしてベタな恋愛映画に思えるが、廬山とか、青年の向上心とか党への忠誠とかがキーワードなんだろうか。人気というよりは政策的な感じがするが、記念物好きな中国に人には受けるのだろうか。 夜になると、深々と冷えてくる。空気もきれいだが、星もきれいだ。 土産物屋も沢山あるが、人のわりには歓楽街という形にはなっていな […]

廬山の食事、石魚、石鶏、石耳

「今日の予定は終わりました。食事はお好きなところでどうぞ。必要なら案内しますけど」、 「えっ、食事ついてるでしょう。ツアー説明書に書いてるよ」 「そうですか、問い合わせてみます」。暫くガイドさんと旅行社のやりとりがあって、「ついてますよ」という返事。 でも、ひそひそやり取りを聞いていると「一人10元くらいしかだせない」といった内容に聞こえた。これはたまらん。ツアーに込み込みの食事ってどんなのってい […]

廬山の瀑布を望む

「今日の予定に李白の瀑布は入ってる?」、 「入ってないよ」、「時間が少ないから、頂上の展望台と迎客松?」 「えっ、瀑布入ってないの?、絶対行きたい」、 「迎客松の方をやめればいけるけど、ロープウエーの代金が別途必要ですよ」、 「それは、いいからコース変えてもらえますか」 元々、無理なスケジュールできているのでゆっくりみられないのはしようがないけれど、廬山にきたからには、あの李白の瀑布くらいは見てお […]

香炉峰はどうやって見る?

日本人なら誰も知っている白居易の詩がある。 「枕の草紙」にも登場する有名な漢詩だ。 日高睡足猶慵起 小閣重衾不怕寒。 遺愛寺鐘欹枕聽 香爐峯雪撥簾看。 匡廬便是逃名地 司馬仍爲送老官。 心泰身寧是歸處 故鄕何獨在長安。 「ここ廬山の地で鐘の音を聞き、峰の雪を見てする暮らしは、平穏で安逸なものだから、廬山に居を定めるのは好いものだ」と謳いながらも、都を離れて、心穏やかなぬ様が見えるようでもある複雑な […]

廬山の真面目を知らず

蘇軾の詩に、「題西林壁」というのがある。 横看成嶺側成峰 遠近高低各不同 不識廬山真面目 只縁身在此山中 言葉も分り易いし、イメージも分り易い。 廬山は山容が大きく、尖った峰峰が沢山あるし、大きさもまちまちでそれぞれに趣があると言える。 俯瞰して看ればそう見える山も、中に入ってしまえば全容は見えず、それぞれの風雅を味わうしかないという意味だろう。 中国語の老師によれば、最後の2行、不識廬山真面目  […]