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中国紀行

麗江、シャングリラの旅(7)

さながら雲が沸き立つ峠道だ。もう3000mを越しているのだろう。 シャングリラに向かって走る車はどんどん高度をあげていく。 5、6千m級の山々にかかる雲が足元にもきている。 すごい眺めだ。 なんだか少し気分が悪い。最初は車に酔ったのだと思い、体を楽にして遠くをみるようにしていた。高山病が始まったとはまさか考えもしなかったが、後で思えば、軽い高山病にかかりはじめていたのだ。 麗江の町からシャングリラ […]

麗江、シャングリラの旅(6)

「東巴谷の野山菌の効能は医学的に証明されている。 ○○基酸に富み、鉱物質や多種の微量元素を含んでいる。 防癌や抗癌作用があり、脂肪を減らし、血圧を下げる。多種の急性慢性の疾患に予防効果が大きい。」とここ、「東巴谷の野山菌」レストランのメニューに書かれている。 これは、なるほど、沢山食べて元気になろう。 「出汁は何にします?」、「烏黒鶏がいいよ」 「御注文は?」、「とにかく松茸!」、「高いよ」、「問 […]

麗江、シャングリラの旅(5)

旅行に来たら、記念に何か買うようにしている。土産物的な土産物はいやだけど、ちょっとこだわれるモノで特色のあるものが買えればいいなと思う。 では、雲南、麗江って何がいいだろう。 麗江、束河古鎮。古鎮が丁寧に保存されているのはいいけれど、中国の各都市と同じように急速に観光化されてしまって、今となっては中はお土産の街になってしまっている。 みんな生活があるんだから、贅沢は言えないけれど、ある意味寂しい事 […]

麗江、シャングリラの旅(4)

黒龍譚でもあったように、もともとナシ族東巴文化は水の暮らしから出たもので、神水を崇め、水と共に暮らすことにあったのだ。 もともとあったのを景観地区として作り直したのか、それは分からないけれど、玉水寨として体現されている。 この地は、自然の草花が実に美しい。 山と水と自然の暮らしのが見事に調和している。こういう暮らしをナシ族は理想としたのあろう。 主だった木や花に名札が付けられているのも好感が持てる […]

麗江、シャングリラの旅(3)

玉龍雪山を目前に見上げるあたりに魔界がある。 ちょっと異様な呪術の結界。神秘の世界。 周囲を5、6千m級の山々に囲まれ、見渡す限りの田野の中にぽつんとこういう呪術の結界があると、ちょっと気味が悪い。 東巴文化聖地-東巴神園とうところ、ナシ族の精神文化を伝えるところと謳ってある。チケットを買って、勝手に入ろうとするとすると止められて、神官らしき人がでてきて案内をしてくれた。 真ん中の極彩色の通路を挟 […]