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中国紀行

辰砂の碗

先日、南京博物院で陶磁器を見ていた時の事だ。 多分、鈞窯のモノだと思う辰砂釉の碗があった。さすが日本で言えば国宝級の もの品が違うなあと思い見ていた。 鈞窯と言えば、以前洛陽の龍門石窟を見に行った時に、鄭州が最寄りの空港だった 少し時間があったので、有名な河南省博物館に行った。 その時に宋や元の時代の青磁が沢山あって溜息がでたが、鈞窯の焼き物も沢山あった。 この地で焼かれたものだ。それでこの道中で […]

上海経由南京の旅ー16

路上の風物誌 紹興酒を買った後、多論路の古文化街を散歩してました。 ここには魯迅の後援者だった事で有名な内山書店の内山完造氏の銅像も あります。 ちょっと離れたところには魯迅の暮らしたアパートもあって、 大戦中の文化人達の息吹を保存しようとして作られた地域のようです。 少々作りすぎの感がありますが、おもしろいところでもあります。 そしてこの通りに続く横浜路のあたりは結構雑然とした庶民の暮らしが あ […]

上海経由南京の旅ー14

咸亭酒店の紹興酒 上海に来た初日の話です。少し時間があるので、多論路にある文化人街に 行く事にしました。 ここは近くに魯迅記念館とか、内山書店跡とかあって、昔の上海の疎開地 の匂いを保存しているようなところです。 それで、魯迅ゆかりということで、出身の紹興にある有名な咸亭酒店も店 を出しています。紹興でもそうでしたが、ここもホテルをやっているようです。 紹興では魯迅の「孔乙己」のモデルになった居酒 […]

上海経由南京の旅ー13

「巴国布衣」四川料理店 南京のバスは経験としてはよかったのですが、結構時間がかかりました。 着いたらそれなりに列車待ちにはいい時間になってました。 しかし、駅の雑踏は凄いです。上海行きは1時間に2本くらいはあるのに それぞれが超満員です。しかも遅れが出ていると、待合室に入りきれません。 駅構内にあふれかえっていました。 まあ、それも日常なんでしょう。といっても定刻より早くついたので、 上海で夜の食 […]

上海経由南京の旅ー12

上海経由南京の旅ー12 バスで帰ろう 南京博物院はちょっとがっかりでしたが、それでもやっぱり沢山のお宝が ありました。文句を言う筋合いではありません。 「さて、終わったか」 列車の時間には少し早いですが、他の所を見に行くほどの時間はありません。 「最後はバスで帰るか」 交通カードを無駄にしたくはないし、バスも経験してみたいのでバスで 駅まで戻る事にしました。 博物院の前は大きなバス停があります。 […]