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書画、篆刻など

扇子に画を描く

中国に行くたびに気がついたら好く扇子を買ってきていた。 わりと持ち物にこだわる方なのでどうせなら山水画とかが画かれた のが欲しかったのだ。しかし、中国の扇子は大きいので持ち運びに 不便だし、画もお土産の域を出ない。 それならいっそ自分で書いてやろうと無地の扇子を探した。 最初は中国で。 冬場だったのでシーズンオフだからだろうか殆ど品物はなかった。 それでも見つけたが、やはり大きい。しかたなく買った […]

刻字作品を頂いた

最近久しぶりに元の会社の元の同僚から連絡を頂いた。 最近の刻字作品を記念にあげようというのです。 その人は仕事の傍ら書をやっていて殆ど専門家の領域に居る人です。 その人が刻字もやっているという事で以前展覧会に見に行った事が あります。 刻字というのは板に書を書いて、それを削り出して金粉をつけて 仕上げるのですが、いわば篆刻を板に施すようなものです。 篆刻は印字したものが作品ですが、刻字はそのものが […]

香盒を朱泥入れに

先日、有田の陶器市でぶらぶらと回っていた時の事。 ちょっと感じのいい小物を見つけた。 有田か景徳鎮かはわからないが、昔の中国の雰囲気だ。 「これ、何?」 「蓋もの」、「香盒に使ったんでしょう」、「なかなかいい感じでしょう」 「蓋もぴったりしてますよ」 「でもなあ、香盒は使わないしなあ」、「香はないことはないが、そんな生活 してないし」 「印肉入れなんかに使ったらいいんですよ」 「あっ、そうか、そう […]

今年も燕がやってきた

先日、夕方ウォーキングをしていたら、燕がヒュっと飛んだ。 今年になって初めてだ。毎年この季節になると、必ず燕がやってきて、去年の 巣にやっぱり住み着いて、子を産んで育てて、初夏になったら何処かへ飛んで行く。 営々とした自然の営みが感じられて心楽しくなる一時だ。 昨年は、白居易の詩の話をしたと思う。 2羽の燕の話だ。「一組の夫婦の燕がやってきて、巣を造り、子を育てる。 ピヨピヨと鳴く口に、一生懸命餌 […]

楊貴妃を画いてみる

「さかなさん、画描くんやったらこんなの描かなあきまへんで」 「今、この本読んでるんやけど、おもろいわ」と言って紹介されたのが 陳舜臣の「小説十八史略 傑作短篇集」。その中の楊貴妃の話だ。 有名な話なので内容は大体分かっている。白居易の「長恨歌」を好きな詩だ。 早速購入した。他にも面白い話が多いので一気に読んでしまった。 それでは、画に描いてみよう。 「茘枝を食べているとこにしようかな?」 昔、深セ […]