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書画、篆刻など

速水御舟の画

先日、最近読んだ本、「美の猟犬」という話をした。 安宅コレクションの安宅英一の話だ。その中で安宅コレクションには3つの柱があったと 書いてあった。一つは朝鮮李朝の陶磁器であり、二つ目は中国陶磁器であると、成る程 その二つは今では東洋陶磁美術館に入っていて、何度も見に行っている。すばらしい コレクションだ。これを見て陶磁器の優れものとはどういうものかを勉強させていただいて いる。 それでは三つ目は何 […]

野菜の画を描きたい

水墨画をやっているとき、いつもは山水をメインに練習をしている。 しかし、基本は人の営みを描きたいので、旅のスケッチやら街のスケッチ、 ごはんやさんのことやらいろんな事を画に描いて楽しんでいる。 花や鳥にはあまり興味が向かなくて、時には野菜などを描いてみたいなと無性に 思うことがある。 作物があって、人はそれを食って生きている。 その存在感を描くのが面白いと思う。 その作物が出来る過程もまたおもしろ […]

いい墨見つけた、紀州の墨、油煙墨、松煙墨

前に熊野古道に行った話をした。 さすがに天下の熊野古道だった。霊気にうたれてなんとなく心が改まった気がした。 機会を作って又行きたいところだ。 更にその時に風のように走り過ぎるアスリートをみて、なんとなく、「なんば歩き」に 関心を持った。盛んにそのモノマネのような事をやっている。 今は階段を上り降りするのが楽しくてならない。 それから一本歯の下駄だ。これで室内をひょろひょろあるいているうちに不思議 […]

安徽の墨

安徽省の黄山には今迄に2回行った事がある。安徽省は文房四宝の土地なので 麓の屯渓の街でそのたびに筆や墨を物色していた。 特に「胡開文」という有名な墨の工場兼店があるので見学をしながら墨を買った のだった。そう言う話は以前のブログでしていると思う。その時、一番高級とか いう油煙墨を買ったが、筆はいくらでも水で試し書きをさせてくれるが、墨は 絶対試し磨りをさせてくれない。 日本に帰って、楽しみに磨って […]

映画、「セラフィーヌの庭」

ごく普通のおばさん。修道院で働く信仰心の篤い家政婦さんだ。 その人の憩いの場所は村にある森だ。 毎日森にいって、木や花や森の精霊と話をしている。 そういう日々のなかでいつしか森の精霊が、セラフィーヌに画を描けというのだ。 貧しい家政婦の暮らしで、絵具やキャンバスを買えるはずもない。 それでもいろいろくふうしながら画材を整えるのだ。 勿論、画は木や花やそれに宿る森の精霊だ。 それが、ある日、村に逗留 […]