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書画、篆刻など

無地の扇子

夏の暑い時に、よく扇子を使う。それで、鞄に入れて持ち歩いているが なかなか気に入ったのにあたらない。中国に何度も旅行に行って、 土産に山水や花鳥の柄のものや、書が入ったものを良く買って来るが、 あまり好いモノに当たっていない。 それなら、白無地の扇子を手に入れて自分で画いてやろうと思うようになった。 日本の書画材料店に行くと、すぐにあって、しかも、画を描くのなら 画仙紙を貼ったのがあるという。それ […]

紀州路に春が来た

丁度1週間前だが、法事で和歌山の実家に帰った。 父の13回忌をする為だ。何もできないままもう12年も経ってしまったわけだ。 それで、行きは車で走ったが、天気は春寒とはいうものの、外はすっかり 春が来ていた。道端では、産地直売のネーブルやデコポンなどの柑橘類の黄色 やイチゴの赤が露台の上に盛り上げられて、その色合いからしていかにも 美味しそうだ。それに、道すがらに名立たる桃どころを通る。 あちこちの […]

メバルを画いてみた

食い物を実に旨そうに画いてみたいものだと何時も思っている。 食べる事が好きだし、食材のそれぞれの形にも興味がある。 その形を画いて味をあらわせたら実に楽しいだろう。 それで、水墨の落書き帖に、いろんなモノを画いて試しているが、 なかなか、上手に画けないものだ。 「今日はメバルを煮てみたよ」と家人が言う。 見ると、旨そうだったの画いてみることにした。 画いてから、名前を忘れてしまって、イサギと書いて […]

叭叭鳥

最近、石濤の画集と曽我蕭白の画集を見ることが多い。 石濤は孤高の中に人への優しさが感じらるし、蕭白は奇想、異能の中に 孤独が感じられる。 何度見ても飽きない。百看不厭だ。 石濤は今一生懸命、水墨画の画題に真似させてもらっている。 それで、蕭白を見ていると、叭叭鳥図というのがあった。 叭叭鳥って何だろう? どうやら日本にはいない鳥のようで、八哥鳥とも言われ、8種類の歌を歌う 事ができて、九官鳥のよう […]

「蕭白」、「雪村」に凝っている

少し前は、「若冲」に夢中になっていた。プライスコレクションを見て感動したからだ。 画のテクニックと空間演出の技が凄いと思った。 その後は「雪舟」だ。画の中にドラマがある。画の中に入って行って、画の中に遊ぶ心がある。 画ってこんな風に描くんだと思った。 昨年は「金山寺」の画を見て、中国の鎮江にある金山寺まで、旅をした程だ。 そして、「石濤」、北京で「石濤」の画集を買って以来夢中になっている。 水墨画 […]