「蕭白」、「雪村」に凝っている

少し前は、「若冲」に夢中になっていた。プライスコレクションを見て感動したからだ。
画のテクニックと空間演出の技が凄いと思った。
その後は「雪舟」だ。画の中にドラマがある。画の中に入って行って、画の中に遊ぶ心がある。
画ってこんな風に描くんだと思った。
昨年は「金山寺」の画を見て、中国の鎮江にある金山寺まで、旅をした程だ。
そして、「石濤」、北京で「石濤」の画集を買って以来夢中になっている。
水墨画が洗練されきると、こんなになるんだと思った。
画を描くのに真似ようと思ったが、とてもできるものじゃない。
それでも○○風を練習しようとあがいている。
そして今は、「蕭白」、「雪村」だ。
どちらも超絶技巧だ。
独特のスタイル。見事な線だ。
そして、奇想。どうしてここまで考えるという奇想に溢れている。
蕭白などは、狂気までも画ききっているのだ。
こういう画をみていて、真似をするどころの話ではないけれど、
少しだけ、雰囲気に浸ろうと、本を見ながら、大作の一部を
きりとって練習してみている。
無謀な事かもしれないし、ただすごさを納得するだけかもしれないけど、
やってる分には楽しいのだ。

 

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毎週木曜は、映画、音楽、書画に関する話です。