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紀行文

北京、「譚木匠」の柘植の櫛

前に、諸葛孔明の「出師表」の竹簡を買った話を紹介したことがある。 実はその店には、柘植の櫛を買いに行ったのだった。 「譚木匠」は昔から柘植の櫛の細工で有名なんだそうだ。 柘植と言っても同じものは中国にはなくて、「黄楊」という木がこれに あたるのだそうだ。それを知って、この店に一度行ってみた事があるが ちょうどオリンピックの再開発で閉店してしまっていた。 最近、前の店の近くに再オープンしたというので […]

アラギ島の棚田

急に和歌山の実家に帰る必要が生じた。といっても誰も住んでいないのだが、 本籍が向こうにあって戸籍謄本が必要になったというわけだ。 どうせ和歌山にいくなら、有田まで足を伸ばして、アラギ島に行こうとと 思い立った。先日、新聞を見ていたら、アラギ島の棚田が田植えも終わって 美しいという記事があった。それで思い出した。昨年末に冬枯れの棚田を 見に行っていた。それならどんな違いがあるのか見てやろうと思ったの […]

雲南のバイヂュウ、「松子」

酒は何がいい?」 「最初はビールがいいけど、後はバイヂュウがいい」 「おお、バイヂュウが好きなんか。それはええ」、「雲南のバイヂュウは飲んだことあるか?」 「昨晩、元陽で飲んだよ。おいしかった」 「建水のバイヂュウはおいしいで。米のバイヂュウや」 「乾杯」 「中国流は堪忍してや」、「随意で」 それでも、雰囲気の飲まれて、つい乾杯してしまう。 前に、建水の旅で、運転手や地元の中学校の先生達と食事をし […]

犬山のからくり人形

犬山城を出て、犬山の町を散歩した。 よく整備された古鎮の趣がある。 中国の古鎮はさんざん巡って来たが、日本にも好いところがあるのだ。 時間がゆっくり流れている。 歩いていると、「からくり人形館」というところがあった。 「ああ、この飛騨とか岐阜とかこのあたりが、『からくり人形』の発祥の地なのか」 と思った。からくり人形は大好きだ。 こういう技術を忘れてはいけないと思う。 今は何でもCPUを組み込んで […]

犬山城

先日、画の老師と友人たちと、書の老師を訪ねて岐阜に行った。 合流してから、皆で犬山に行くこととした。 朝はあいにく少雨で始まったが、途中から晴れてきた。 電車をおりて少し戻ると、川のほとりに出る。 大河だ。 長良川。日本ラインはここから始まるということだ。 長江程の規模はないが、はるか山間から悠々と流れてきている。 川下を見やると、遠く小高い山の上に小城が見える。 空は、茫漠としている。 この城は […]