桜だより-02、京都、高台寺のしだれ桜
この日は京都に行った。篆刻の勉強だ。 終わった後、折角京都に来たんやし、多分今年一番の桜の見頃の日のような気 がするんで、どっかに行ってみようと思った。 と言うてもどこに行くか一生懸命調べてきたわけではない。ここの所花粉症が きついんであんまり集中してモノを考えたりする気分ではないのだ。それでも 何か考えへんと何処にも行かんと帰らならならんことになる。ネットで検索し たら上の方に高台寺というのがあ […]
この日は京都に行った。篆刻の勉強だ。 終わった後、折角京都に来たんやし、多分今年一番の桜の見頃の日のような気 がするんで、どっかに行ってみようと思った。 と言うてもどこに行くか一生懸命調べてきたわけではない。ここの所花粉症が きついんであんまり集中してモノを考えたりする気分ではないのだ。それでも 何か考えへんと何処にも行かんと帰らならならんことになる。ネットで検索し たら上の方に高台寺というのがあ […]
少し前になるけど和歌山の粉河寺に行く事があった。 粉河寺を目指して行ったわけとはちゃうんやけど、ちょうど用がある側にこの 寺があったんでついでに寄ってみたというわけなのだ。 粉河というと、大阪から行くのに南海高野線で橋本まで行って、JR和歌山線に 乗り換え約30分。或いは、JRで和歌山駅まで行って、そこからJR和歌山線に 乗り換えてやはり30分程。ちょうど中間にあたるのだ。 不思議な事に橋本から行 […]
雨がどんどん酷くなる。皆さん紹興酒を沢山買ったし、杭州で画仙紙を買った りして、荷物が多くなってる。スーツケースは上海に預けて楽をしてるんやけ ど、けっこう動き難い。それでも、チャーター車やから駅まで行ったら、新幹 線に乗って上海までまっしぐらだ。 紹興は紹興北駅が新幹線の発着駅なのだそうだ。 最近の中国はどこに行っても新幹線の大きな駅がある。どこまで広がるんやろう。 そして、何時でも何処でも満員 […]
さてお腹が満腹で紹興酒もたっぷり飲んだ。気持ちが良いんで動きたくない。 けど後一カ所だけ行くとこがある。行かんでもええんやけどガイドさんには、 行くと指示してしまってるからしょうが無い。王羲之の蘭亭だ。 もし本まもんが残ってたらたいしたもんだ。何としても見とかんとあかんの やけど、今あるのは何もないところに、このへんやったらしいでと建てた真 っ赤なニセモノなのだ。 杭州に短期留学してた時に、同窓や […]
そろそろ酒が飲みたい。美味しい紹興酒が待ってると思うと喉が鳴る。 次の目的地は咸亨酒店だ。入り口に孔乙己はんが居てはる。 言わずと知れた魯迅の小説の主人公だ。 ホームレスの浮浪者でも、長い裾の服を着てたら一応は文人の端くれらしい。 時には文字を教えて茶碗酒の一杯にあずかることもあるらしい。 (その字が合ってるかどうかは別にして) 日がな一日この安酒場に入り浸って茴香豆を食うのが日課だったという話だ […]