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紀行文

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-22、NAMCHE BAZAR(ナムチェ・バザール)へ

やっと最後のつり橋を渡りきったら、そっから容赦無しの急坂が始まる。高度は 3000メートル近い。結構息が上がる。大きい動作で吐いて、吐いて、吸うてと しっかり呼吸をせんと酸素濃度が一気に下がる。頻繁に水分補給も必要やけど あんまり休みすぎたらかえって疲れるんとちゃうやろか、ゆっくりゆっくり登ろう。 なんてタラタラしてたら、後ろが騒がしくなった。ゾッキョの一隊がワサワサと 登って来たようだ。山側に寄 […]

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-21、2つ吊り橋を目指す

さて、元気一杯、フフフフとうそぶきながら出発していった熟年ロバガールを見送ったし、 飯も食った。熱いお湯ももらった。ここから先はNAMCHE BAZAR(ナムチェ バザール) まで水を買えるような店はないのだそうだ。頑張って歩かんとあかん。 標高3400メートルまであと数時間かかりそうだ。川べりをしばらく歩くと、 このコースで一番高いところにかかる吊り橋があるそうだ。古い橋と2本かかっている らし […]

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-20、Jorsale(ジョルサレ)で昼ごはん

おやおやまだ降るのか。 なんだかんだ言ってもMonjo(モンジョ)は2855メートル、上ったり下ったりしながらも かなり上ったのだ。左方向、NAMCHE(ナムチェ)がとりあえず今日の行く先だ。 3400メートルらしい。 またまた吊り橋を渡って、 向こうに見えてるのがJorsale(ジョルサレ)の村らしい。あとちょっとだ。 あちこちにリスクマネージメントの看板がある。 要するに高山病などに気をつけろ […]

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-19、Monjo(モンジョ)からJorsale(ジョルサレ)へ

話はちょっとだけ前後するけど、モンジョをすぎてジョルサレで休憩してたとき 1人の熟年のご婦人に声をかけられた。同じ日本人やからと言うことだ。 話していて驚いた。おん歳84歳?、1人でエベレスト街道をずっと回って今帰り なのだそうだ。「ええっ、一人で? 歩いて?」仰天した。「いやいや、ロバに 乗ってよ」って悠然フフフと笑ってはる。 それにしてもすごい。もちろんガイドさん付きでロバに乗って往復したんや […]

高山病爺さんがエベレスト街道を通ってエベレストを見に行くの記-18、Monjo(モンジョ)へ

薬を飲んだからか今日はえらく快調だ。気のせいか息がし易い。もう一つは靴の 中がすっきりしてる。実は右足の小指に魚の目ができててあんまり痛いんで魚の目 ころりというやつでふやかしてたんやけどすっきりとれずに中途半端に残ってたん が靴に当たって痛かった。昨夜眠れないままに寝袋のなかであっちこっちと寝返りを うってたら足に何かがひっかかってむりやり動かしたら激痛が走った。その時に 残りの魚の目がとれてし […]