中国、江南、浙江の旅-12、蘇州街角、路上の蛋餅屋さん
道の向こう、交差点を渡ったとこに見つけたのは蛋餅屋さんだ。これはええ。 メリケン粉をクレープみたいに熱く焼けた鉄板の上に丸く広げて、卵を一個、 ポンと割り入れて、崩して広げる。その上から肉やらネギやらいろいろその店 独自のモノを入れてポンポンと半分に折る。もう半分にして、熱々を包んで渡 してくれる。これが絶妙においしいのだ。 上海でも良く泊まるホテルの近くでこれがあったので毎朝が楽しみだった。 早 […]
道の向こう、交差点を渡ったとこに見つけたのは蛋餅屋さんだ。これはええ。 メリケン粉をクレープみたいに熱く焼けた鉄板の上に丸く広げて、卵を一個、 ポンと割り入れて、崩して広げる。その上から肉やらネギやらいろいろその店 独自のモノを入れてポンポンと半分に折る。もう半分にして、熱々を包んで渡 してくれる。これが絶妙においしいのだ。 上海でも良く泊まるホテルの近くでこれがあったので毎朝が楽しみだった。 早 […]
蘇州第一夜の夜が明けた。 ちょっと早く起きて、朝飯を食うとこを探しておきたい。ここでもホテルの飯 は高いんでパスした。上海の朝みたいに路上で売ってる屋台で何か調達したら ええやん。絶対その方がうまいんやからと思うからだ。 さて、表に出ると、えらい朝霧が立っていて、一面、もやもやだ。 これやったら、玄妙観のあたりはこの霧の中でええ感じになてるやろなあ。 朝飯屋さんを探すついでにそこらあたりまで行って […]
今日一日は旅の始まり、結構長い一日だった。腹も減ったし、ビールも飲みたい。 それに、蘇州に来たからには上海蟹を食いたい。 上海蟹と言えば、上海と思うかもしれんけど、天津甘栗と同じで、昔から、そ れの積み出し港やったからそう呼ばれていただけで、本来は「大閘蟹(ダージャシエ)」 と呼ぶ。しかも、その蟹は蘇州にある「陽澄湖(ヤンチェンフー)」で捕れる ものをそう呼ぶのだそうなんで、まさに蘇州は上海蟹の本 […]
張継と言う人のあまりにも有名な「楓橋夜泊」と言う漢詩がある。 こんなやつだ。 月落ち烏啼いて霜天に滿つ、 江楓、漁火愁眠に對す。 姑蘇城外、寒山寺、 夜半の鐘聲客船に到る。 短いけどかっこいい。こんなかっこいい詩を読むと、一度は行って見たくなる。 そういう詩が浮かぶほどの風情ってどんなんやろって思うではないか。 それで、何度か来たことがあるんやけど簡単に言えば興ざめなとこなのだ。 それを象徴するか […]
勿論ここも世界文化遺産、蘇州古典園林を構成する一つなんやろけど、知る人 ぞ知る所で観光客は殆ど来ない。と言うのは観光バスでは来れないからなのだ。 タクシーを使っても来れない。前に、絵の老師とタクシーで来ようとした。 と言うか中国人の老師がタクシーにここへ行くよう無理強いしたのだ。タクシー の運転手はなんとか努力してたけど、途中の細い曲がり角で対向車と出会って しまって、狭い道ですれ違いも出来ず、道 […]