海野弘、「スパイの世界史」
全部で664頁、結構分厚いです。海外出張もあって、読むのに時間がかかってしまいました。
歴史書を読んでいるようで、面白いです。
成る程、ボーイスカウトもスパイみたいなもんだったんか。
アラビアのロレンス、ゾルゲ、ふんふんありましたね。
寒い国から帰ったスパイ、ジャッカル・・、知ってる、知ってる。
個人が活躍した時代から、だんだん、組織がらみなってくるし、情報収集の時代から、政治工作や破壊活動、テロや犯罪となんでもありの時代になってきています。
世の中って、長い時間の間には、みんなのよかれと思う願いが積み重なって少しずつはよくなっていくものだと信じてたりしたのですが、
甘いかもしれませんね。
一部の人達の利権や、政治的な思惑が、裏で大きな力として動くと捩れた世界がいつまでも続くことになるんですね。
なんとも悲しくなります。
大韓航空機事故やイラク紛争、北朝鮮の誘拐などなど、一般人が知らない間にどんどん巻き込まれていってます。
時間がかかっても真相を明らかにしてほしいものです。
怖い世の中です。
毎週火曜は、最近夢中で読んだ本の話です。