最近夢中で読んだ本、北方謙三、松浦寿輝

  • 2007年9月18日
  • 2人
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北方謙三、「水滸伝・11」
いよいよ梁山泊と宋との戦いも大きな転機を迎えつつあります。
梁山泊軍も相次ぐ勝利と評判の良さで、参画を希望するものが続出し、軍も大きく膨らんできました。
そうなると、宋江の「10万を越えるまで待とう」という考えと、晁蓋の「3万で打って出よう!、それで時代がついてくる」という両首脳の考えの対立を先延ばしにはできなくなります。
晁蓋はどんどん戦いにでていきます。
宋軍も手を拱いていません。梁山泊殲滅の機会を狙って緻密な計画をたてています。
キーマンの暗殺も大きな狙いです。
晁蓋あやうし!

松浦寿輝、「半島」
不思議な本です。
仕事を投げ捨てて、旅に出て、
たどりついたのが半島の町です。
夢なのか本当なのか、幻想的な事がつぎつぎに起こります。
暗闇のなかをぐるぐるとどこまでもどこまでも・・
あなぐらに入っていく・・
抜けてしまったら、結局はすぐ近くにいた。
ねじれた空間にいるようないないような。
幻想的な話です。

hon070918

毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。