最近夢中で読んだ本

  • 2007年10月9日
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北方謙三、「楊家将 上、下」
文庫版、「水滸伝」を毎月愉しみにしている人には、同じ楽しみを広める好いきっかけになると思います。
楊家将は三国志にならんで中国では大人気の定番の物語であるし、京劇の演目でもあるらしいです。
こういう大河ドラマ系の話はできるだけ敬遠してきたつもりなのですが、「水滸伝」に嵌って以来、見つけ次第買って読むという状態です。
こちらも魅力的な人間が一杯でてきます。
白い狼、北の地にすむ孤独な猛将。翻弄されながらも育っていく楊家の息子達。
誇り高き楊家の総帥、楊業。
楊四郎に恋に落ちてしまった遼王の娘。
宋が勝つか、遼が勝つか手に汗握る戦いが繰り広げられます。
判り易いけど、夢中になりやすい世界です。

男達の戦いの過ぎた後には、女達の戦いが続くそうだ。
北方謙三は続きを用意してくれているのだろうか。

youkasyo

毎週火曜は最近夢中で読んだ本の話です。