薪ストーブの燃料。又々、家解体の廃材をもらえる事になった話。

薪ストーブを始めてからもう十年経つ。

最初の頃は、大工さんに廃材をもらったり、近くに住む人から、不要になって倉庫に保管してある、細丸太を処分したいからということで、大量にもらったりして、薪は買わずに冬を過ごすことが出来ていた。

なくなったらどうしようって思ってたら、柿農家の人から、剪定した柿の木を貰えた。

大工さんも何度かくれた。

いろいろで数年大丈夫だった。

しかし、いつかはなくなる。そうなったらどうしよう。

安く買うにはどうしたらええやろ。いろいろ調べておく。

確かに、行くとこにいけば割安で売ってるとこもある。

あるいは、山の中や遠くの山里に行ったら、無料でくれるとこもありそう。

その場合は、自分で運ばんとあかん。軽トラがあったら問題ないけど、そのために軽トラを買うわけにもいかん。

心配しつつ暮らしていた。

解体廃材。

ある時、近所の家が突然解体されてた。

住んでた方が亡くなられて、その後に住む人もいなかったみたい。いまどきよくある話である。

工事をしてる人に、木材だけもらえないやろか、切りそろえてくれなくても、自分で切るから大丈夫って言ったら快く、貰えた。

向こうの人も、処分するのにお金を払わんとあかんから、助かるとのことであった。

これでまたしばらく大丈夫。

その間に、山里を車で走ってたら、ちょうど桜の木を伐採してるところに行き当たった。

道端に伐採木を積み上げてあるんで、捨てる予定なら欲しいというと、いいよって言ってもらえた。それはええけど、運ばんとあかん。軽トラないんで、乗用車で何往復もした。

これでまたしばらく大丈夫。

とうとうなくなりそう。

なんだかんだと、薪の在庫がなくなりそうになったら、運良くもらえるというのが続いて、10年たった。

もういくらなんでも、運は続かんやろ。来シーズンからはそろそろ買うことを考えんとあかんなあって思ってた。

ある日、用があって、色んな人と会ってた、その時、前にわしの家に来たことがあると言う人がいた。なんと、あの時の解体工事の関係者の人だった。

わたしはあなたの家に行ったことがありますよ。

えっ、そうなんですか。

家を解体した廃材をもらっていただいた。

ああっ、あの時の。あれはとても助かりました。また、あったら欲しいですねえ。

ああ、ありますよ。

又、家解体の廃材をいただけることに。

また、廃材をいただけることになった。

これは、ありがたい。いつまで貰えるかどうかわからんけど、とりあえずいただける。

この冬も安心だ。うれしいなあ。

とはいえ、廃材は廃材。

柱もあれば、いろいろな部材がある。要するに、薪にしては長すぎる、太すぎるのが殆ど。

しかも釘やら、ネジやらいろんなものがついてる。

最初は、チェンソーで切ってた。しかし、やってると、かなり疲れる。

これくらいの太さやと、電動の丸ノコの方が楽だ。それにチェンソーは危険度が高い。

年寄り向きではない。

少々の釘やネジは、ついたままにする。薪ストーブの中で燃え残ったやつを回収すればいい。

要するに、時間をかければ、年寄りでも薪はできる。

多分薪割りよりは楽かもしれん。

薪に切り分ければ、前から廃材で作った薪棚に入れておける。

もらった廃材を雨ざらしにしたり、シートをかけておいたりする必要な無い。

てなことで、次のシーズンの分もじっくり作っていける。

なんとありがたいことか。

また、無料で冬の燃料が手に入った。

それにしても、やっぱり電動丸ノコを使ったとしても結構体力が要る。

いつまでこんなことができるのやら。

いつかそのうち、お金で薪を買うことになるんでしょうなあ。

きっと。

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