ジャズ喫茶のジャズって?

先日、ネットをパラパラ見てたら、「NATIONAL GEOGRAPHIC」という雑誌に、「日本で味わう ジャズ」っていう特集が紹介されてた。

おおっ、すごいやん。

と思って、早速買いに行った。

わしは、マニアでも専門家でも、ジャズにはうるさいおっさんでもないけど、単にジャズがすきな爺さんである。

こういう本を見たら気持ちがさわぐ。

ええなあ、行ってみたいなあって思わせる写真がずらり。

さすが、絵作りはめちゃうまい。

すごいなあ、って思いつつ眺めてて、そのうち段々と違和感が増してきた。

いつの間にジャズは骨董になってしもたんやろ。

過去の遺産・・・亡霊・・・妄執・・・

長年愛着してきた骨董を愛でるようにジャズを聴く?

ジョン・コルトレーン・・ マイルス・ディビス・・ ビル・エヴァンス・・

珠玉の音が立ち上がり・・・

悪いとは思わへんけど、ちと違和感。

昔は、ジャズ喫茶って、わしら、若いモンにとっては(わしも昔は若かった)、特に田舎から出てきたモンにとっては、異世界への入口やった。

世の中にこんな音楽があるんや?

これが、新しい時代なんや?

既成概念をぶち壊す、新しい音楽が鳴り響いてる。

非日常の爆発。

ええなあ。憧れるなあ。

こういう事やった。

あれから何十年。確かにわしも、仕事現役時代はあんまりジャズを聴かへんかった。

ジャズ喫茶にも行ってなかった。

あの世界は、あのままフリーズしてしまったんやろか。

そんなはずはない。

若いミュージシャンたちがどんどん台頭して、新しい音楽を創ってるはずや。

ジャズ喫茶も時代に合わせて変化してるはずや。

今の時代のジャズがかかっていて、その息吹に触れられるはずや。

いまの世界を教えてもらおう。

そう思って、たまにはジャズ喫茶に行ったりするけど、なんだかこの本にあるような世界ばっかり。

悲しいね。

わしの乏しい知識で知ってる例外は。

大阪、京橋にある「NONSY」さん。

ここは素晴らしい。

ジャズの世界で知らんことはないんちゃうと思うほど、詳しい。

新しいことも沢山教えていただいた。

しかも、音が素晴らしい。

横っちょの奥に置いたパラゴンからの音が、カウンター席で、バシッと定位するように絶妙に調整されてる。

ここで音を聞いたらとても勉強になる。

もう一軒は、天満橋駅近くの「バドハウス」。

まだ一回しか行ったことないけど、やっぱりジャズの知識はすごいと思う。

ここでも新しいことを教えていただいた。

今のとこ、わしが、気に入ってるのは。

マーク・キャリー。ジョシュア・レッドマン。ザビア・ディビス等々。

バスター・ウィリアムスもエエですなあ。

老い先長くはない命。

もっとイロイロ聞いておきたい。

冥土の土産に。

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