最近読んだ本、「上海、女の挽歌」、「エピクロスの処方箋」。

  • 2026年5月2日
  • 12人

上海、女の挽歌

江刺家丈太郎 著

上海の隠れ家で、ひっそりと文豪魯迅が息を引き取った。

とても面白い、ノンフィクション。

大戦中。

魔都と呼ばれた上海。

その地に何らかの形で関わって、歴史に名を刻んだ男たち、女たち。

内山完造や魯迅。秋瑾や梅屋小吉、孫文。蒋介石。宋家の三姉妹。

尾崎秀実。

毛沢東と周恩来。

李香蘭。

彼らの傍らに女性が居た。

妻であったり、恋人であったり、パートナーであったり、保護者であったり。

彼女たちの視線で見てみてみれば、また別の世界が立ち上がってくる。

知らんかったことばっかり。

なるほどと手を打つこともある。

ええですなあ。

女の挽歌が聞こえてくる。

やりたい放題、突き進む人と、支える人。

とても面白い。

今はあんまり行く気分ではないけど、また、上海に行こう。

内山美喜(内山完造夫人)、許広平(魯迅夫人)、秋瑾と下田歌子、

魯瑞(魯迅の母)と林芙美子、蕭紅、宋家の三姉妹

梅屋トク(梅屋小吉夫人)孫文

尾崎秀子(尾崎秀実婦人)ゾルゲ、アグネス・スメドレー

江青と鄧穎超、李香蘭、高良とみ、内山真野

わしの勝手なお勧め度。

星五つ。

「エピクロスの処方箋」

夏川草介 著。

医療では、人は救えないんだよ。

治せない病気は山のようにあるが、癒せない哀しみはない。

「スピノザの診療室」に続くシリーズ第2作? 知らんけど。

きっとドラマか映画になる。そんなやつだ。

とてもわかりやすくて、とても感動しやすい。

いかにもやなあと思いつつも、やっぱりグッときたり、ウルっときたり。

先生頑張れって思ったり。

まんまと作者の企みに乗ってしまって、それもまたいい気持ちであったりする。

当然ながら、マチ先生、雄町哲郎が大活躍。原田病院には、濃いめのキャラクターの先生方がそろってる。

今回は、南先生が、グイグイと入ってくる。

若くて美人? いつかなんかなるんやろか・・ そういう含みもええですなあ。

いつもながら内視鏡を操る名人芸、手に汗を握るワクワク、興奮感も味わいつつ・・

わしのような歳になると、身近な人の死に向き合うことが多くなる。

段々と心静かに、受け入れることができるように、いつのまにかなってきてる。

しかし、自分の時はどうなんやろ・・

いろいろ考えてしまいますなあ。

愚かにも・・・

わしの勝手なお勧め度。

星4つ。

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