最近夢中で読んだ本、開高健、岡田保造

  • 2007年12月18日
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開高健、「過去と未来の国々」中国と東欧
 香港から列車で深センに入る、そこから更に広州。
1960年のこの本が書かれた時期も、つい先だって、私が仕事で広州を訪れた時も、方法としては大きな違いはない。
でも、中身は大きく違ってしまっている。
今や大発展の中国だ。
47年前。当事の日本は安保反対運動の真っ最中。
まだ日本との国交の回復していない中国は革命の整理が終わりつつある頃だ。
中国も、このあと、すぐにあの文化大革命に突入していき、天安門事件などもありながらも、改革開放の時代が訪れて、今がある。
おおらかで屈託がないような中国の人も、年配の人ほど、どこか苦難の時代の影があるような気がする。

あの時は、熱狂的に支持された日本人民とその革命的行動だが、
今は日本と日本人民は反省のない元侵略者。事あれば、バッシングの対象になってしまっている。

この間に、どれほどの時が、どのように流れたのか。

この作家。尊敬する作家の一人です。

岡田保造、「かたちの謎を解く、魔よけ百科」
 世の中には実に様々な魔よけの形が存在する。
鬼瓦や獅子の門柱みたいに形としてわかりやすいものから、
印や符牒のようなちょっと見にはわからないようなものまで様々である。
この本はそういうものを追いかけて、写真入で紹介していて実に楽しい。
基本は五芒星、あの三角形を二つ互い違いに重ねたものだ。
魔方陣もそうだが、洋の東西を問わずに同じようなのがあるのも面白い。
これからは旅の道すがらにこういうものも見逃さないでおこう。

hon071218

毎週火曜は、最近夢中で読んだ本の話です。