最近読んだ本、「柘榴のスープ」、「鏡花幻想譚 龍潭譚の巻」

  • 2025年12月20日
  • 14人

「柘榴のスープ」

マーシャ・メヘラーン  著

あじあん

「アイルランドの小さな村バリナクロウにバビロンカフェ本日開店」

アイルランドの小さな村バリナクロウに美味しい匂いが漂い始めた。
今日は「バビロンカフェ」が開店する日だ。
革命前夜のイランから逃れてきた3姉妹。
とても遠い旅だった。とても長い旅だった。
苦しいことがたくさんあった。
しかし、負けないで頑張る。
やっと辿り着いたこの地で。
みんなに美味しいものを食べてもらう。今日から始める。
さてどんなお客がくるやら。
楽しみ楽しみ。
よんでるわしも楽しみだ。

全ての章はイランの伝統料理のレシピから始まる。
どれもスパイスたっぷり、野菜たっぷり。とても美味しそう。
美味しいものを食ったら、優しい気持ちになるはず。
意地悪を考えない。他人を不幸にしない。
きっと良いことが・・・
悪いこともきっとよくなる・・・
ちょうど良い。物件があった。パパのペーストリー。もう引退する。だから、こころよく貸してくれた。
しかし、この物件を狙ってる人もいたのだ。
地元の有力者。街を支配してる男。大金持ち。トマス・マグワイア
この店はどうなる。
その息子は?
一番最初の客はマホニー神父。元喜劇役者である。
そして・・・
少しずつ・・・
美味しいものは人を呼ぶ。

ドルメ

ひき肉、野菜、米、ハーブ 葡萄の葉に包んで煮込む
赤ヒラ豆のスープ

 

玉ねぎ、ニンニク、赤ヒラ豆をスパイスで煮込んだスープ
バクラバ

 

薄い生地を何層にも重ね、ナッツなどをたっぷり挟んだ甘いお菓子

ドゥーグ
ヨーグルトドリンク

アーブグーシュト

骨なしのラム肉と玉ねぎやジャガイモをスパイスで煮込む

ゾウの耳

ふかふか、モチモチの揚げパン

ラヴァーシュ

イランのパン
トルシー

野菜とハーブの酢漬け

 

イランからつきまとう悪夢は?
とても面白い。
イラン料理、食ってみたい。
とても美味しそう。

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星五つ。

「鏡花幻想譚 龍潭譚の巻」

 

泉鏡花 著

 

あじあん

「嬢様は如意自在、男はより取って、飽けば、行きをかけて獣にするわ」

世にも妖しい物語が・・・
ええですなあ。
鏡花ワールド。わくわくするではないか。
美しい日本語。
とてもリズムがある。
妖しい世界をものがたるのにぴったり。
高野聖は今までもう何度も読んだ。さて、あの若い坊さんの運命は・・・・

龍潭譚
背に手をかけ引き寄せて、玉の如き其乳房をふくませたまひぬ。露に白き襟、肩のあたり鬢のおくれ毛はらはらとぞみだれたる、・・・・
魔性の女に誘われて、行った先には・・・
ささ蟹
「何をッて、此花さ。名人が拵へたのだから、活きてるんです。飛ぶんじゃありません、花だから動きやあしないけれど、夜中になって人が寝静まると、ぷんぷん薫るの、橘の香だツてね。・・・・
真夜中にガサガサ、ゴソゴソ・・・蟹が這った? あれは造りもの・・・
幻往来
摺違ふ時、橘は見に寒さをかんじて、思はず振向いて見送ると、今来た下の廊下の方へ、すツと通る。震ひも着きたい、後姿。
通りすがりの美しい女。忘れられない・・・ 死んだと聞いたその後に・・・
高野聖
嬢様は如意自在、男はより取って、飽けば、行きをかけて獣にするわ、殊に其の洪水以来、山を穿ったこの流は天道様がお授けの、男を誘う怪しの水、生命を取られぬものはないのぢゃ。・・・・

とても妖しい。
とても良い。

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星五つ。

あじあん

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