後々まで気になった話。駅の乗り換えでインバウンドの人に教えてあげなかった話。

乗り換え駅で。
大阪から家に帰る。その途上。
難波から橋本まで急行電車に乗る。橋本駅で各停に乗り換え。
いつもの手順。何も考えんでも体が動く。
電車の一番後部に座る。ほぼガラガラやから席はいくらでもある。

外人さんのカップルが入ってきた。インバウンドの人。
この路線は高野山行きやから、外人さんが多い。特にヨーロッパ系の人に人気があるみたい。
駅員さんが乗り換えの質問を受けてる。
わしに聞けばええのに。
わしのような爺さんが頼られることは殆ど全くない。
駅員さんは若い男性。ちょっと英語が苦手なようで、タジタジしてる。
それはしょうがない。いつでも外国語が堪能な職員を配置できるわけでは無い。
旅行者の二人は大きなスーツケース。
なんだかうまく会話が成立してない。
高野山に行く方法を教えるだけでええんとちゃうん?
最初は、スマホを見せて駅員さんに説明してる。
駅員さんは何か言うてるけど彼らは納得顔ではない。
次に、チケットを取り出して見せてる。
駅員さんからJRって言葉が聞こえた。
何やJR沿線の駅が目的地なんか? それやったら、すぐ後ろにエレベータがあるんで、上に上がって、改札出たら乗り換えできる?
ん? しかし、駅員さんは電車の前の方を指差してる。
あっちにはトイレしかあれへんで・・・
二人はなんか不思議そうに前方へ向かう。
行ってしまった。駅員も行ってしまった。
わしだけ取り残された。というか座ったまま。
気持ちは、とても未消化。
まさかトイレの場所を聞いてたわけではないやろ。

難波から、ここまできた人たちやから、どっかへ行くはず。
前へ行ってもどこへも行かれへん。
この電車の前の方に乗りたかった? そんなはずはない?
JRとちゃうの? 気持ち悪くてしょうがない。
やっぱり割り込んでちょっと聞いてあげたら良かった。
英語は、得意ではないけど、ちょっとだけわかる。
助けになったかもしれん。
しかし、せっかく駅員さんが対応してるのに邪魔するのも不本意だ。
ウジウジしてるあいだに全てが終わってしまった。
いつまでたってもモヤモヤが残ってる。
やっぱり口出ししといたらよかった。
わしらも海外に行ったら色々助けてもらった時はとても嬉しい。
今度から勇気をだして口出ししよう。

あじあん

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