よくある話。
電車の中で電話が鳴る。大抵の人は慌ただしく喋って、すぐに切る。
わしもそうだ。出ない人もいる。
一方、全然気にしてないかのような人もいる。
ある時、電車に乗ってたら、斜め向かいのシートに座ってるおばちゃんに電話がかかってきた。
ガハハハ・・とご機嫌に喋り始めた。
えっ、と思う。やかましなあって思う。まわりの人も・・?
電話相手の声はもちろん聞こえへん。
おばさんは、「かめへん、かめへん・・」と上機嫌だ。
相手さんは気にしてるみたい?
わしも、「かまうんですけど・・」って言いたいけどよう言わん。
全然気にしないで、かなり長く喋ってはった。
こんな時にイヤホンが要るなあ。
終わってもおばさんは、余韻が残ってるのか、話し足りんのか、電話をかけ始めた。
「かめへん、かめへん・・・」気分はまだまだ続いてるよう。
またある時、
見るからにアブなそうな、いかついお兄さんが、えらそうにワーワー電話で喋ってはった。
怖いから見て見んふりしてた。
またある時、
外国人のお姉さんが、外国語でえらくまくし立ててる。何を喋っても喧嘩してるようにしか聞こえへん国人みたい。なにやら仕事のことで指示してるみたい。
声が大きい。まわりのことは全然気にしてへん。
その国では、みなさん、そんな風やから、極めて自然にやってはるんやろと思う。
でも、わしらの国では、いややなあ。
またある時、
歯医者さんに居た。
治療を終えて、待合室で支払い待ち。
向かいのおばさんが、スマホを取り出した。なんだか家の人に電話してる。
聞き耳立てへんけど、よう聞こえる。医者の待合室はどこも静か。
えらいうるさく聞こえる。
どうやら、予約日を間違えはったらしい。
なんで間違えたか? そんなはずはない。 わたしは悪くない。 みたいな・・
そんなことを家の人のごちゃごちゃ言うより、さっさと、事務所の人と話をして、診察日を調整する方が先なんとちゃうやろか。
いつまでも大声で、くどくどと診察日が誓ってたことをのたまわってはる。
かなわんなあ。
やっと電話が終わった。
その後、事務所の人と話をくどくど。やっと診察日が決まったみたい。
それでわしにも事情がわかった。
電話の話し声ではわからんかった。
わかったけど、そんな電話必要なかったんとちゃうのん。
いつも、イヤホン持ち歩かなあかんなあって思ったら、壊れてた。
これまた大問題。
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