さて、そろそろ帰ろうか。
まだまだ、会場は元気一杯。
しかし、ゆっくりすればするほど帰りは混んでくる。
体も少し疲れてきた。
そろそろ帰った方がええんとちゃうやろか。
パビリオンの予約してへんし。
結構ならんではるし。
スペイン館の前まで来た。
大階段がある。上の方でなんかやってる。
どうせ行列がいっぱいなんやろ。でも、階段登るくらいはかまへんやんか。
ちょっと登って様子を見よう。
てなことで、上まできた。
前方に舞台がある。音楽が聴こえる。
スペインといえばフラメンコ。まさにその音楽だ。
目の前は人がぎっしり。
それでも全く見えへんわけではない。頭と頭の間で目を凝らせばちゃんと見える。
しかも、床を踏み鳴らす迫力満点の音がちゃんと聴こえる。
頭と頭のあいだでも臨場感満点ではないやろか。
ええですなあ。
フラメンコダンスだ。
しばらく、ここで楽しませていただこう。
ギターがバラランと響き渡る。弾けるような早弾き。
畳み掛けるように、哀切な歌声が・・・・・・
男のダンサーが体を反らし、腕を振り上げる・・・
盛り上がって、盛り上がって、・・・
パッと止まる。
独特のリズム。
フラメンコは舞踊というよりは、格闘技だ。
そんなふうに聞いたことがある。
放漫で、挑発的で、挑戦的。
ええですなあ。
そして、とうとう女性ダンサーが登場。
待ってました。
やっぱり華がありますなあ。
でも、小柄なのか、とても見え難い。こんなに後ろやからしょうがない。
よく見えても顔を腕くらいまで。
残念である。
本格的な女性のフラメンコダンサーは、全力で足を踏み鳴らしながら踊るんで、シュッとした細身の体型というよりは、筋肉質な太い脚の方が多いのだそうだ。
前に映画を見た時にそんな解説があった。
ここからでは、そんなんわからへん。
音楽と手の動きで想像するしかないですなあ。
てなことで、まあ、これくらいで、この場は満足して帰ろう。
予約せんでも見れたのがありがたい。
外は、日が暮れかけてる。
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