お試しに万博に行った話。10。帰りの混み具合。

さて、帰ろう。

もう、だいぶ暗くなってきてる。

それで思い出した。
万博に行ったら、大屋根リングの上から夕陽をみようなって思ってたのだ。
フラメンコダンスを見てる間にコロッと忘れてた。
今からではちょい遅い。また、次の機会にしよう。

機会があればやけど。
あんまり帰りの人の流れみたいなのはできてない。
まだまだ帰る人は少ないのだ。
東ゲートまでの帰り道。

来た時より遠いみたい。遠回りしてないけど。
疲れてるもんね。

あじあん

さて、ゲートからメトロの駅まで。

これも遠い。来る時はあんまり考えへんかった。ワクワクやし。
帰りは足取りが思い。
だんだん人が増えてきた。

係員が整理してはる。
通路は一杯。行列になってるけど、止まってはない。
少しずつ、流れながら前に進む。

あじあん

わりと進みが早い。

自然にホームに着いた。
ちょうどタイミング良く電車が入ってくる。ホーム上は人が溢れかえってる。
座れるかどうか?
間違いなく無理だ。
乗れるかどうか?
間違いなく乗れそう。
1台やり過ごせば座れるという感じ。
わしは、すわりたいけど、早く帰りたい。乗ってしまう。
一瞬の差で、狙ってた席を奪われた。若い人は動きがすばやいのだ。
一応優先座席やけど、そんなん関係ないわなあ。
電車はゆっくり走る。
スピードは変わらんはずやけどそう感じる。
各駅に止まる。
乗り降りはほとんどない。
弁天町まで長いなあ。
環状線との乗り換え駅だ。ここでかなりの席が空くはずだ。
しかし、残念ながらわしはここで降りる。わしの席を奪った人たちもここで降りる。
急いで、環状線の駅へ向かう。
人は多くはないけど、道が遠い。
相対性理論の法則か。空間は伸び縮みする。
帰りは内回りやから、ぐるっと回る必要がない。
すぐにホームへ。
電車はなかなか来ない。なんだか遅れてるよう。
新今宮の乗り換えはどうなるやろ。
満員の電車がやってきた。
やれやれ、まだまだ道遠し。
がんばろう。

あじあん

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