最近読んだ本、「生き急ぐ」、「わからない」。

  • 2025年7月3日
  • 13人

「生き急ぐ」

ブリジット・ジロー 著

あじあん

ホンダの歴史に革命を起こした日本人エンジニアのタダオ・ババがなぜ、私の人生に勝手に立ち入ってきたのか?

もし、あの時・・・・・・・。
カレーかラーメンか。トッピングをつけるべきだったか?
電車が出るまで、後3分。走って間に合うか? ここで諦めるか?
こっちがちょい安いけど、あっちの方がモノがよさそう。どっちを取る?
しょうもない選択が人生には山のようにある。
ここが人生の分かれ目やろなんて意気込んでても、実際は選択の余地なんかなかったやんか。

さて、この本は。どんなやろ。
昔、ホンダのCBR900ファイヤーブレードとかいうバイクがあったらしい。
戦闘機みたいな? F1レーサーみたいな?
超強烈なマシンを目の前にして、つい乗ってしまったオトコがどうなったか?
クロード41歳。私36歳。
日本では、公道を走れなかった車が、何故、ヨーロッパで普通に売られていたのか?
1999年6月22日。
もしもクロードがオフィスをでる直前に聴いた曲が、デス・イン・ヴェガスの「ダージ」ではなくコールド・プレイの「ドント・パニック」だったなら
もしも私の祖父が自殺しなければ
ちょうど私たちがお金を必要としていたときに自殺しなければ
もしも私が六月二十一日の夜、エレーヌの新しい恋の話を聞く代わりに予定通りクロードに電話をかけていたら
1999年って、わしは、この年パリにいた。
8月やけど。
帰る時、シャルル・ドゴール空港で、日蝕を見た。
何の関係もないけど。
この本、とても面白い。

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ。

「わからない」

岸本佐知子 著。

あじあん

キシモトワールドが満載の本。らしい。

どんなワールドが気になる。
エッセイがある。
書評がある。
日記がある。
どれも、面白い。鋭い。軽妙。洒脱。
いい感じ。
とても読みやすい。親しみが持てる。
カッコイイ言い回しが多い。
でも、あんまり多いとお腹いっぱいになる。
著者は、有名な翻訳家らしい。翻訳を通した書評はとても魅力的だ。
その中では、リディア・デイヴィスが気になった。
ポール・オースターの結婚していた?
最近、ポール・オースター読んだなあ。こんどはこの人か?

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ。

あじあん

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