ネルドリップという言葉に釣られて、「上島珈琲店」へ。

ある日、用があって、京都の寺町あたりを歩いてた。

ちょっと疲れた。よくこのセリフが出る。歳ですなあ。
用までまだちょい時間がある。喫茶店にでも入ろう。
場所をさがしつつ通りを歩いてたら、「ネルドリップコーヒー」って言葉が目についた。

あじあん

ネルドリップか。

わしの珈琲好きの原点やなあ。
とても懐かしい。
はるか昔。学生時代のことだ。
田舎の町くらし、田舎の高校から、北九州の学校に行った。
わしの田舎よりちょいましなくらいの街やったけど、わしにとっては結構都会。
とても新鮮だった。
麻雀に勝った時は徹夜明けでも喫茶店なんかに行った。
イキってたんやね。
店の名前は「フリスコ」、なんでって聞いたら、サンフランシスコのことをこう呼ぶんんやって。
なんかカッコええやんか。
シティボーイ的な気分ではないか。
そこで、あんなこと、こんなこと、エエこと、ワルイこと、
あったわけでは全くない。

ネルドリップの珈琲を飲んだだけ。
それがとても美味しかったのだ。こんな美味しい珈琲があるんやろかと感動した。
一人分ずつ、丁寧にネルの漉し布でガラスのサーバに淹れてくれる。

美人のお姉さんが、こんなふうに丁寧にちょっとずつ回しながら小さい泡がいっぱい立つように淹れるんやでって教えてくれた。
素晴らしい。
それ以来、わしの淹れたい珈琲とはこんなやつでありました。
それ以来、サイフォンに凝ったり、ペーパードリップにしたり、
エスプレッソマシンやら、いろいろやってきたけど、
心の中では、やっぱりネルやなあって思ってたりする。
本当のとこはわからんけどね。
豆やら焙煎ぐあいやら、お湯の温度やらいろんなもんで味も変わるし。
わしの舌の具合もええかげんやし。

あじあん

そんなことを思い出しつつ、お店に入る。

最近は、繁華街、喫茶店はインバウンドの方たちで超満員、席がないということも
しばしばやけど、今回は座れた。
やれやれ。
で、珈琲をいただく。
現実に戻った。

今時の珈琲の味。    知らんけど。
いやはや。
爺さんが郷愁に浸ってもなんも出てこない。
ご馳走さん。

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星三つ。

お店の詳細。

店名 「上島珈琲店 京都寺町店」
ジャンル カフェ、喫茶店
住所 京都市中京区下本能寺前519
電話 075-213-7758
営業時間 8:00-19:00
定休日 不明
メニュー 日本語
言語 日本語

お店の地図。

あじあん

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