最近読んだ本、「怪物の木こり」、「へたな旅」。

  • 2025年3月21日
  • 10人

「怪物の木こり」。

倉井眉介 著。

あじあん

「連続殺人鬼の弁護士を襲う怪物とは」

なんと恐ろしい。なんと気持ち悪い。
平気で人を殺す男がいる。何のためらいもない。良心の呵責もない。
とんでもないサイコパス。しかも頭脳犯。
二宮彰、弁護士である。
なんだか、ホラーものみたいで、ちょっといやな感じもするなあって思いつつ読む。
しかし、なんだか面白い。なんだか惹きつけられる。
そのサイコパスが、逆に襲われた。
レインコートに怪物のマスク、手斧を持った怪物の木こりに頭を殴られた。
なんでや?
そして、世間では連続殺人が。なぜか、無惨に殺されて頭を割られ、脳を取り出されてる。
脳泥棒?
なぜか?
必死の捜査。担当刑事は戸城嵐子と乾捜査官。
被害者の共通点が浮かんできた。養護施設出身。
しかし、異常な事件に進展がない。
科警研からプロファイリングチーム、栗田も派遣された。
プロファイリングから浮かび上がる犯人像は?
二宮は友人の医師、杉谷の治療を受ける。
脳チップは異常ないか?
なぜ? 脳チップとは?
とても面白い。
26年前の事件とは? なぜ、誘拐事件が?
とても面白い。
一気に読んでしまう。
なぜ、サイコパスにフラッシュバックが?
とても面白い。

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ。

「へたな旅」

牧野伊三夫 著。

あじあん

「旅をして、絵を描く」、心に残る風景。心いやされる飲むとこ、食べるとこ、くつろぐとこ。

ええですなあ。こんな旅。
「旅をして、絵を描く」、わしの大好きなこと。
もう10年以上前、中国、杭州に絵の勉強で3ヶ月ほど居たことがある。
つなたい言葉をちょっとでもなんとかしようと、毎日、市場に買い物に行った時、
おばちゃんたちに声をかける。そのうち、すっかりなじみになってしまった。
いろいろ教えてくれる。
毎日1本ずつビールを買いにいったコンビニのお姉さん。
彼女が目当てではなくて、部屋に冷蔵庫がないんでその日のぶんだけ買わんとあかんのだ。
行きつけの、定食屋さんのお姉さんたち。
近くの美味しいラーメン屋さん。
毎日行って、少しでもしゃべると、だんだん勇気がでてきて、会話が増える。
ちょい、言葉が上手になった気もしてきて、だんだん居心地がよくなる。
時には冒険旅行。
一人で長距離バスに乗って、諸葛孔明の村に行った。
スケッチをしてたら、たくさん人が集まってきた。カメラで撮ったりしてる。
それだけではなくて、どんどん話しかけてくる。
ちょっとずつなら受け答えできるようになってた。だんだん盛り上がる。
いい気分だ。
ちかくに食堂があった。あんまり人が入ってない。
でもとても親切にしてくれた。値段を言ったらそれに合わせて料理をみつくろってくれた。
とても美味しい。日本から来たというととても盛り上がった。
数年後にまた同じ店にいったらまだやってた。
ええですなあ。
良い思い出がいっぱい。
旅はええなあ。
この人のように、いくところが決まってて、そこに行きつけの店があって、
馴染みの人がいて、馴染みの酒がある。
いつもの珈琲がある。
そして絵を描いた。
そういう旅がええですなあ。

 

あじあん

わしの勝手なおすすめ度。

星四つ。

あじあん

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